16.システム監査

人材像・職種との関連

人材像

学歴は経済学部、文理学部、理学系など文系理系問わない、幅広い分野に及ぶスキルである。
プロジェクト全体を見る視点と、開発部門の社員と対等に話ができる十分なスキルが必要とされる。
「案件内容を審査するのと同時に自分自身、常に勉強するつもり」というように、ひたむきな姿勢が求められる。
「メンバーたちが最大の能力を発揮できるように」というように、組織全体をみつめた全社的な視点が必要
プロジェクトリーダーの経験を存分に活かすことが出来るスキルである。
顧客の視点を持つことが大切。

職種

アプリケーションスペシャリスト、ITアーキテクトのように、システムの設計から保守までシステムの成長に関わるすべての項目に精通している職種の方が多い。
 アプリケーションスペシャリスト
アプリケーションの設計、開発、構築、導入、テストおよび保守を実施するエンジニア。プロジェクトの適用業務開発責任者として業務開発全局面に責任を持つ。
 ITアーキテクト
技術の総合責任者。システムの立案から実際の作業までオールマイティな知識を身に付けてなければならない。

システム監査スキルを身につけるには、システムのライフサイクルを体験することが不可欠である。
それは、システム監査スキルが以下の要件を求めるからだ。
1. 情報システムや組込みシステム及びそれらの企画・開発・運用・保守に関する幅広く深い知識をもち、その目的や機能の実現に関するリスクとコントロールに関する専門知識をもつ。
2. 情報システムや組込みシステムが適用される業務プロセスや、企業戦略上のリスクを評価し、それに対するコントロールの問題点を洗い出し、問題点を分析・評価するための判断基準を自ら形成できる。
3. ITガバナンスの向上やコンプライアンスの確保に寄与するために、ビジネス要件や経営方針、情報セキュリティ・個人情報保護・内部統制などに関する関連法令・ガイドライン・契約・内部規定などに合致した監査計画を立案し、それに基づいて監査業務を適切に管理できる。
4. 情報システムや組込みシステムの企画・開発・運用段階において、有効かつ効率的な監査手続を実施するための監査技法を適時かつ的確に適用できる。
5. 監査結果を事実に基づく論理的な報告書にまとめ、有益で説得力のある改善勧告を行い、フォローアップを行うことができる。

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最終更新:2011年12月13日 15:51
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