氏名 |
所属 |
職種 |
社会人経験年数 |
浮川 和宣(うきがわ かずのり) |
株式会社MetaMoJi |
ジャストシステム創業者 現・株式会社MetaMoJi代表取締役社長 |
40年 |
経歴
1973年に愛媛大学工学部を卒業。1979年、初子夫人とふたりでジャストシステム社を創業。ジャストシステムは、1981年に株式会社化を果たしている。1991年9月にコンピュータソフトウェア著作権協会(ACSS)の副理事長に就任し、2000年6月に日本パーソナルコンピュータソフトウエア協会(JPSA)名誉会員に就任した。2002年6月には内閣府・総合科学技術会議知的財産戦略専門調査会委員に選出される。2009年、ジャストシステムの代表取締役社長を辞して初子夫人と共にジャストシステムを退職。二人で新たに「株式会社MetaMoji」を設立した。
業務内容 ・仕事への姿勢/考え方
日本のワープロソフトの代表製品である「一太郎」を開発。日本語処理システム「ATOK」は長らく不動の位置を占めていた。IBM社と共同開発している音声認識システムなども開発。企業の姿勢としては、どこの資本系列にも属さない独立系ソフトウエア会社として有名である。また、社内環境の充実した企業としてジャストシステムはよく知られている。
今後の目標
ジャストシステムを退社後、新たな企業を2009年10月に設立。その四ヶ月後にインタビューを受け、今後の抱負について浮川氏が述べている。三十歳の時に設立し、六十歳になるまでの三十年間ジャストシステムで様々なシステムの開発等を行ってきたが2009年に同社を退社し、株式会社MetaMoJiを設立。その理由について浮川氏は「『まだやり足りない!』と感じていたからです。」と語っている。還暦をすぎた今でも「アイデアは無数に浮かんでくるそ、意欲もある。」ということだ。そこで年齢を考慮した結果新しく会社を起こすなら今しかない、自分の人生なのだからやりたいようにやることを決意しMetaMoJiを設立した。MetaMoJiでは、以前から思い描いている浮川氏のアイデアを形にし、具体的な商品・サーービスをどのように提供するかを日々社員と議論を繰り返しているとのこと。浮川氏はインタビューの最後に、「ぜひ、今後の展開に期待していてください。」と語っている。
感想
様々なシステムを開発した業績もさることながら、利益だけを考えず企業全体を考えた経営は見習うべきであると感じた。また60を過ぎた後に新たな企業を設立し、挑戦を続ける意欲的な姿勢にも感動した。更に妻も稀有な女性プログラマとして和宣氏を支えており、二人で協力する姿勢が素晴らしかった。
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最終更新:2014年02月09日 00:22