氏名 |
所属 |
職種 |
社会人経験年数 |
濱田雅貴 |
富士通 |
製造・流通ソリューション部 |
2年 |
経歴
教師になることが夢だったが、出身学部は情報処理技術系で、教職の課程がなかったため教師の夢は叶わなかった。大学3年の夏、就職活動を控え「自分は何がしたいのか?」「何に携わることができるのか?」「何をすることで人の役に立てるのか?」を考え、様々な業種の会社の試験を受けた。
その結果数社から内定をもらい、その中でかつての夢であった教師(講師)になれることと学生時代に学んだ「情報処理技術」を活かせることの両方を実現できる当社に入社することに決めた。
業務内容
製造・流通ソリューション部に所属し、お客様の教育・研修のニーズを満たすため、集合研修、eラーニング、コンテンツ開発、当社独自の診断ツールなどを組み合わせた提案活動を担当している。まず、お客様の教育・人材育成に関して「困っていること」「今、必要なこと」「これから必要になりそうなこと」など問題点やニーズを発掘する。そのニーズを満たし、さらに当社の豊富なリソースを駆使した+αの人材育成施策を提案している。
やりがい
お客様の抱えている問題点などを自分も共有できて「いい提案だね」「わかってくれているね」と言われることが一番のやりがい。
この仕事の魅力
様々なお客様へ伺いお話を聞くことは提案活動だけではなく、自分自身の勉強にもなり、絶えず刺激を受けられるところ。
印象に残っている苦労話
お客様の要望に合った提案が出来ず、お客様から何回もNGを出された。自身も相当努力したが難易度の高い商談だったので、周りの先輩や上司にアドバイスをもらい検討した。最後は努力の甲斐あって、お客様に納得いただける研修をスタートさせることができた。この商談で、お客様起点で考えることの大切さを学んだ。 お客様の想いを具現化するためには様々な人の知恵と力が必要で、その最前線に立つソリューション部門はとても重要な役目を負っていることを痛感した。
職場の雰囲気
いつも笑いが絶えない職場。仕事面では皆さん親身に相談事や仕事の困ったことなどに耳を傾けてくれる。見本にしたい先輩がたくさんいる。
今後の目標
大規模な研修を受注して実施したことがないので、提案から受注、実施までをメインで担当してみたい。
感想①
お客様の要望に応えることの難しさが改めてわかった。お客様の話を聞いてお客様が何を求めているのかを理解する能力、また自分のやろうとしていることを説明する能力が必要な仕事である。大学の授業で専門的な知識を学ぶことも重要であるが、コミュニケーション能力を養うことも大切なことであると思った。その上でお客様が満足してもらえたときの達成感はやりがいにつながるのだと思う。
感想②
一度夢と自分の進んだ道とのずれで夢を諦め、それでも最終的に自分の夢と学んだことの両方を生かせる仕事を選んだという人物像に惹かれた。相手の要望に沿うことは大変だと言いつつ、それに応えられた時を自分の喜びとしているところに共感した。
自分は就職先について「ここがいい」というイメージは中学の時から持ってはいたが、大学は自分の興味がある・学びたい分野を優先して選んだ。それでもなんとかなるだろうと思っていたが、ここ最近の講義を聞いて自分の選択はこれで本当に良かったのかと少し考えていたところだった。濱田さんのページを見て、たとえ夢とは違う形に将来が収まったとしても、その中で喜びを見つけ人間的に成長していきたいと思った。
感想③
お客さんと接する際、お客さんも納得してくれるとこちら側もよい気分になり、そこにやりがいを感じるとわかった。また、違うお客さんと接するたびに新しい刺激があり、自分のためになると同時に新たなことを発見できると知った。お客さんに納得してもらえない場合は、そこに苦労があり、努力してその苦労を乗り越えることにより大きなやりがいを感じられると思った。このような商談がメインの職業は、お客さんの立場で考えることや想いを実現することが重要であり、困難も多々あると思うと同時に、解決できたときの喜びも大きいものだと思った。
感想④
客に合ったものが作れるまで試行錯誤を重ねていくことの難しさを感じた。自分のやりたいことの両立をやりとげていてすごいと感じた。また、客との意思疎通や周りのスタッフと強調していくことが不可欠なためコミュニケーション能力にたけている必要があると感じた。この仕事に限ったことではないが、社会に出て仕事に就けば自分の考えを話す力が必要になるため、これからの活動においてこのことを意識していきたい。
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最終更新:2018年02月10日 14:17