氏名 |
所属 |
職種 |
社会人経験年数 |
菅野由恵 |
ローランド ディー.ジー.株式会社 |
開発系(ソフトウェア開発) |
8年(2005年入社) |
経歴
高校では美術で発泡スチロールを用いた作品を制作し、CGに興味を持つ。大学の専攻は情報工学で、3Dシミュレーションに関する研究を行う。大学の研究テーマと一致していた会社の製品が決め手となって入社。
業務内容
3D製品のソフト開発。PC内で完結するプログラムではなく、実際にハードを動かす上で必要となる、製品制御のためのプログラムを担当。
やりがい
ものを動かすためには、当然ハードの知識が求められる。また、メカを動かすにはCPUの知識も必要になる。最初の頃は「ソフト担当者がなぜハード的部分をしなければならないのか」と考えていたが、作ったものが目に見えるかたちで表れることの嬉しさを知り、それがソフト開発者の重要な仕事だと思えるようになった。1ヶ月という短い期間で、初めて扱うプログラム言語で作ったソフトが、実際に生産現場で採用された時は嬉しかった。
今後の目標
一台の機械のソフトをすべて任せてもらえるようになること。プログラミングのスキルとハードの知識を平行して向上させていく必要がある。製品のプログラミングには学校で習わなかったC++(プログラミング言語)を使用するため、それを勉強しながら仕事を行っている。
感想①
菅野さんの場合は、ハードを動かすためのソフトウェア開発であり、これにはソフトの知識はもちろん、ハードの知識まで求められる。これは、パソコン内で動作するアプリケーションソフトとは異なる部分かもしれない。製品を制御するソフトなのだから、ソフト開発としても特にハードに近い部分の仕事だろう。ただし、ここで注意しておきたいのが、必ずしも最初からその道のプロフェッショナルではなかったこと。プログラムは習っていても、実際に扱うのは未知の言語で、行う内容もコンピュータ内で完結するものではなくものを動かすソフトの開発。そんな中で、勉強をしながら仕事を行うという努力を継続している。この取り組みがあってこそ、現在まで仕事を続けていられるのだろうと感じる。会社に入ったから終わりでは無く、そこからさらに新しい事象を学び、経験を積み重ねていかなければならないのだ。こうした部分で、仕事にやりがいを感じることは重要なことなのだろう。学習の意欲は、やりがいが無ければ生まれない。今回の課題においては、仕事におけるやりがいの必要性を強く認識した。
感想②
初めて扱うプログラミング言語を用いて1ヶ月という短い期間で作ったソフトが実際に生産現場で採用されたということがすごいと思いました。ハードを動かすためのソフトウェアの開発をされていて、より良いソフトウェアを開発するためにはハードやCPUなどの知識が必要となるので、次々に新しい知識を習得されていることがすごいと思いました。
感想③
常に学ぶ姿勢を持って、また、向上心を持って仕事をする姿は現在大学で学んでいる私たちにも通ずる大切なことであり、ましてや私たちは学ぶことが本業であるのだから、しっかり学んでいかなくてはならないと思った。
感想④
3Dでものを動かすソフトウェア開発を行うということは,プログラムを作っていくにあたりプログラムの知識のほかに数学の知識などが必要になってくるはずであるが,自分の知らないプログラム言語を使って書いていくことに加えていろいろな知識を総動員させてやっていくことは心が折れそうになると思う.そんな中でも仕事を続けていくためにやりがいを見出すことはとても重要なことなのだと思った.
最終更新:2017年02月28日 15:55