氏名 |
所属 |
職種 |
社会人経験年数 |
武上弥広 |
日本アイ・ビー・エム株式会社 |
GTSオペレーションズ エグゼクティブ・プログラム・マネージャー(部長) |
24年 |
経歴
大学で情報処理と無縁な考古学を専攻したのちにIT業界に興味を持ち、日本アイ・ビー・エムに入社。入社から10年間はITSとして製品の導入・構築・運用支援などのサービスを担当した。後にITSとプロジェクト・マネージャーを兼任し、15年目から複数プロジェクトの統括、PMOのPM、アウトソーシングPM、プログラムマネジメントなどを手がける。現在はPM職の人間の育成活動の中心人物として活躍している。
業務内容
やりがい
相応な人数かつ長期型の大きなプロジェクトのマネジメントでは、万事を最優先に考える必要がある。それは難しいことなのであるが、それにこそやりがいを感じる。
仕事への姿勢/考え方
「何事も自分の責任」なのがオーナーであり、全力で取り組むのが当然である。結果もよくなければ意味が無いと考えている。
転機
ITS職からPM職への転換し管理職の着任したことが転機となりオーナーPMの
厳しさや長期大規模契約の難しさを痛感した。
私生活
今後の目標
次の世代を担う若い世代が、経済活動においては大いに奮起し、自身や仲間の優位性確保に積極的となっていくことである。
感想①
武上さんは大学では情報処理と無縁な考古学を専攻し卒業したのだが、情報処理の業界に興味を持ったきっかけをこう語っている。「コンピュータは脳に近い処理のできる道具、土器が煮炊きでの健康や長寿、機械が産業革命をもたらしたように、社会を変革する可能性がある点で画期的」この発言には彼女自身が学んできたことが次のステップに上手く繋げられるような意思をうかがうことができるだけでなく、目の付け所や彼女自身の思い切りの良さにすごく感銘を受けられる箇所があったと考えている。そして彼女の経歴を見ると文系学部出身者でも情報処理業界で活躍できることがわかる。このことは私たち文系学科の情報社会学科に属する学生の励みになるだろう。
感想②
情報系の職種では文系の人も活躍している事実は知っていたが、武上さんは元々考古学を専攻しており、そこから情報系へ関心を抱くきっかけに驚いた。「コンピュータは脳に近い処理のできる道具、土器が煮炊きでの健康や長寿、機械が産業革命をもたらしたように、社会を変革する可能性がある点で画期的」という発言からは、考古学における社会を変化させる物のように、自分も社会に何らかの変革をもたらす仕事がしてみたい、という意志がうかがえた。
大きなプロジェクトを動かしたり複数のプロジェクトを兼任することもあるそうだが、大変な業務の中「何事も自分の責任」「全力で取り組み、良い結果を残す」ことを意識した武上さんのマネジメントはどんな風に人をまとめあげているのか見てみたい。
感想③
情報処理とは無縁な学問を専攻しているにもかかわらず、現在はIT業界のプロジェクトマネージャーの職についていることにとても驚きました。武上さんの場合でも、ITS職にいた時期とPM職にいた時期がありますが、やはり情報の知識なしではプロジェクトマネージャーは務まらないだろうと考えると、その時その時に、出来ることを全力で取り組み、知識を積み上げていたのだろうなと思います。会社の中にも様々な職がありますが、必ずしも文系出身者が文系の部門へ、理系出身者が理系の部門へ配属になるとは決まっていないことにも驚きました。
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最終更新:2017年02月21日 15:53