氏名 |
所属 |
職種 |
社会人経験年数 |
加地倫三 |
テレビ朝日 |
演出家 |
20年 |
経歴・業務内容
1992年に上智大学からテレビ朝日へ新卒入社しスポーツ局配属となる。以後5年間はスポーツ番組担当として『ワールドプロレスリング』ディレクター、『全日本大学駅伝大会』総合演出等を経験した。
1996年からは編成制作局に異動してバラエティ番組の制作に携わる。バラエティでのADからディレクター時代にかけては『Q99』や『ナイナイナ』を手掛け、ナインティナインと深いかかわりを持つ。その後『ナイナイナ』のプロデューサーであった板橋順二が『ロンドンハーツ』もプロデュースすることになり、板橋に引っ張られる形で『ロンハー』を担当することになった。当初、別の大型バラエティ番組と『ロンハー』とで加地のドラフトが行われたが、平城隆司(現取締役編成制作局長)が間に入り、加地本人にその選択を任せたという。
2003年には『アメトーーク!』を放送開始。『ロンハー』がスタッフとして呼ばれたものであるのに対し、『アメトーーク!』は自ら立ち上げを担当した最初のレギュラー番組となる。
近年では『ロンハー』にて出川哲朗のプロポーズや青木さやかの恋人企画などを演出、『アメトーーク!』では従来になかったマニアックな切り口を浸透させた。
やりがい
視聴率が低迷している現在のバラエティ番組業界で、視聴率をなるべくあげようとする向上的なやりがいと、視聴者から「おもしろかった」などの声が寄せられるという満足感の得られるやりがいとがある。
仕事への姿勢
自ら「ゼロから何かを生み出すクリエイターではない」と語る。後輩にはいつも「俺は、天才肌じゃない。秀才タイプで、ただ努力したらここまで来れた。だから、誰でも努力すればこれくらいにはなれる。ガンバレ」と言い聞かせていると語り、自身を努力型だという謙虚な姿勢が見られる。また、「饅頭職人タイプ」であると例え、「ちゃんとやんないと気が済まないんです。それで儲けようとか、工場を広げていっぱい売ろうとかいう気はありません。視聴率を何%取ったということよりも、「今日、おもしろかった」「元気をもらいました」とBBSで書き込まれてるほうをどちらかというとめざしている気がします。」と言っており、一つの仕事に手を抜くことなく、きっちりやる姿勢を持っている。
転機
1996年からバラエティ番組に携わるようになってから。そこから彼はバラエティの演出にむいていて、その才能や努力が発揮されたのではないか。
私生活
今後の目標
とにかくいい番組をつくって、「俺もおもしろいもん作りたい!」と思わせること。だと言っている。バラエティを担う者がいなくなってしまうことが一番悲しいので、視聴者や夢を追う若者に、おもしろいもの作りたいと思わせる起爆剤となればいいと思っている。
感想①
私はメディア・コンテンツ関係への就職を考えていて、以前からこんなおもしろい番組を作る加地さんに興味を持っていました。彼の努力すればこれくらいにはなれる。という言葉に惹かれました。私も夢を諦めずに、これからチャレンジしていけたらいいなと感じました。
感想②
私は以前からテレビ業界に興味があり、数々の有名なTV番組を手がける加地氏を尊敬していた。加地氏は後輩に「俺は、天才肌じゃない。秀才タイプで、ただ努力したらここまで来ることができた。」と言い聞かせている。確かに自分は加地氏を尊敬してはいるが、そこでとどまっているのが現状で、自分の人生を振り返り、誰よりも苦しい努力をしたかというと、そうはいえない。加地氏が言っている努力には、ほど遠い。だからこそ加地氏のこの言葉に勇気をもらい、「まだチャレンジできるのだ」と思えた。だから今からでも本当の努力をしようと思う。未来の自分を描き、達成するまでただ一心にそれに向かう。私のこれからの学生時代をそんな努力でいっぱいにしたいと思った。
感想③
私はメディア・コンテンツ産業に興味をもっているのですが、加地さんの記事を見ていて「天才肌ではなくても努力することでこれくらいにはなれる」という言葉がすごく印象に残りました。たとえ天才肌ではなくても、努力しだいで多くの人が知っている番組を生み出した加地さんを見習って私も努力していきたいと思います。
感想④
ー局に入るには、やはり有名大学出身であることが求められるのか、と思うと
少しショックである。加地氏の演出した「アメトーーク!」や、ロンドンハーツは安定のバラエティ番組であるので、この番組を演出した人の経歴を知れてうれしい。
今若者のテレビ離れが進んでいると感じていて、局側はどう考えているか知りたかったが、やりがいとして向上心を持ち続けているとわかった。天才肌でないという加地氏は、視聴率よりもBBSの書き込みで視聴者に喜ばれることを参考にしているという。わたしもそんな製作者になりたい。自分のやりたいことではあっても、それを突き詰めるのは簡単なことではないと思う。しかし、それをちゃんとやっている加地氏の仕事への熱意は素晴らしいと思うし、将来そうなれるように、熱意を込められる職種につきたいと強く感じた。
感想⑤
ロンドンハーツもアメトークも毎週欠かさずに見ていて、それ故に加地さんの名前も知っていました。番組はいつもおもしろいので、天才的におもしろい人が演出家だろうと思っていました。しかし加地さんは自身を努力家だと評しています。自分が頑張ったこと、努力したことを堂々と認めて、努力したらここまで来ることができたという言葉を残せる人間は少ないと思います。また、視聴率ではなくおもしろさを追求している姿勢は、視聴者としてもうれしいです。今回加地さんの人材像を知れたことで、また違う角度から番組を楽しめそうです。
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最終更新:2018年06月20日 18:13