氏名 |
所属 |
職種 |
社会人経験年数 |
沼本健 |
米マイクロソフト本社 |
コーポレートバイスプレジデント |
20年 |
経歴・業務内容
1971年、東京都生まれ。私立桐蔭学園高校卒。93年東京大学法学部卒業後、通産省(現経済産業省)に入省。スタンフォード大学でMBA取得後、97年9月からマイクロソフトに転職し、現在に至る。
やりがい
米国本社は、エネルギー消費量が高い。動きが早いし、ディスカッションが大好きな社員ばかりだから。この仕事が好きでなければ務まらない。今は楽しんで仕事をしている。
仕事への姿勢/考え方
沼本の信念は、「食べてみなければ、それが好きか嫌いかなんてわからない。まずは食べてみる。そして面白いと感じたら、とことんまでやってみる」。つまり、任された仕事をやり抜くタイプ。一方、気持ちの切り替えは早い。大学時代、体育会テニス部でインカレに出場したほどの腕前だ。その経験から沼本は「テ ニスは、前のポイントを引きずってはダメ。うまくいっても失敗しても、考えるのは今のポイントのことだけ」という。
転機
最初に選んだ勤め先は通商産業省(現経済産業省)。1993年入省。新米官僚時代は、1日約200本の電話応対に追われ、国会の会期中は朝から深夜まで働き詰めでも、満足だった。転機が訪れたのは95年、米スタンフォード大学へ留学してからだ。IT企業や先端技術企業の多くが集まるシリコンバレーに約2年間、身を置いた。
私生活
今後の目標
自らを「製品・技術畑の人間」と位置づける沼本は、「アカデミックな抽象的な戦略論より、現実感のある地に足が着いた考え方をしたい」志向の持ち主だ。そうした考えで、新しいビジネスモデルを構築してきた。今後は、サーバ関連の技術やパブリッククラウドなどに携わる。
感想①
通商産業省に勤めていて、その仕事に満足しているのにもかかわらず辞めて、IT業界へ身を置くことにしたという決断に驚いた。「役所の仕事には愛着があり、正直最後まで悩みましたが、通産省を辞めることを決めました。それは、一度しかない人生、先行きが見えない中に身を投じても、自分の方向性を決める操縦桿は、自分で握りたい、そう考えたのです」という沼本氏の考えは、積極的であり前向きであり、私も見習いたいと思った。
感想②
「食べてみなければ、それが好きか嫌いかなんてわからない」「テニスは、前のポイントを引きずってはダメ。うまくいっても失敗しても、考えるのは今のポイントのことだけ」
この2つのことは、完全にその通りだと思うし、口ではいくらでも言えるところだが、それを実際に米国まで行って実践できているのはとてもすごいことだし、見習いたい部分である。
感想③
「食べてみなければ、それが好きか嫌いかなんてわからない。まずは食べてみる。そして面白いと感じたら、とことんまでやってみる」という信念が官僚というエリートコースを歩んでいたにもかかわらず転職しIT業界へ身を移すという行動に出ることのできた要因だと感じた。現実感のある地に足が着いた考え方をしたいという志向を持ちつつも食わず嫌いせず挑戦し自身のやりたいと思ったことをとことんやってみる姿勢がすばらしいと感じた。
感想④
「食べてみなければ、それが好きか嫌いかなんてわからない。まずは食べてみる。そして面白いと感じたら、とことんまでやってみる」という食わず嫌いをせずに挑戦してみるという信念は素晴らしく、自分も見習っていきたいと感じた。楽しんで仕事をすることができるのは「一度しかない人生、先行きが見えない中に身を投じても、自分の方向性を決める操縦桿は、自分で握りたい」という考えを持っているためであると思った。
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最終更新:2025年04月06日 21:20