氏名 |
所属 |
職種 |
社会人経験年数 |
石井裕 |
マサチューセッツ工科大学 メディアラボ |
IT研究者 |
33年 |
経歴・業務内容
1956年生まれ。北海道札幌南高等学校、北海道大学工学部電子情報工学科卒業。同大学大学院情報工学専攻修士課程修了。80年、電電公社(現NTT)入社。86年~87年、西ドイツのGMD研究所客員研究員。88年よりNTTヒューマンインターフェース研究所で、CSCWグループウェアの研究に従事。92年、北海道大学より論文博士号(工学博士)を取得。CSCW,CHIなどの国際会議の常連となる。93年から1年間、トロント大学客員教授。NTTヒューマンインターフェース研究所で開発した「クリアボード」がアラン・ケイとニコラス・ネグロポンテに認められ、95年、マサチューセッツ工科大学准教授。MITメディアラボでタンシブル・メディア・グループを創設。タンシブル・ユーザー・インターフェース(デジタル情報を有形化して直接操作を可能とするユーザーインターフェース技術)の研究が認められ、2001年にテニュア(終身在職権)を取得。
やりがい
転機
メリカ赴任前に訪れた宮沢賢治博物館で肉筆原稿を初めて見て受けた迫力が、標準化・電子化されたテキスト・コードではまったく伝わってこない。デジタルの世界では「どれだけ情報を削ぎ落とし、圧縮できるか」という技術効率至上の考えが、「人間的なぬくもりや感動を伝える情報の中身は何なのか」という本質的議論に優先していた。デジタルの世界に欠けているものが今の研究の思想につながっている。
仕事への姿勢/考え方
「屈辱感」「飢餓感」「孤高感」は研究のエネルギー源。誰にも評価されない「屈辱感」を胸にためて努力へと転換すること。常に知への「飢餓感」を持ち、アイデアに食らいついていくこと。そして、最終的には独創性を理解されず「孤高感」の境地に行き着くこと。
人生は長くないので常に死を意識している。自分が作った技術の行く末をどこまで眺められるかもわからないし、結果の収穫ができるかどうかもわからないので急がないといけない。MITを通して、これまで社会からもらった力をお返ししていかないといけない。そのためにも、今日一日が重要になる。
今後の目標
参考URL :
next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001268
benesse.jp/blog/20130918/p3.html
ja.wikipedia.org/wiki/石井裕_(コンピューター研究者)
blogos.com/article/70594/
https://twitter.com/ishii_mit
感想①
コンピューターサイエンスの最先端をいくメディアラボの副所長である石井裕氏について調べた。
彼の仕事に対する姿勢は自分も見習うべきところが多くあり、自分も一日一日を無駄にせず、誰にも評価されない「屈辱感」を胸にためて努力へと転換し、常に知への「飢餓感」を持ちアイデアに食らいつき、独創性を理解されず「孤高感」の境地に行き着きたいと思う。
また、彼はこの先生のもとで勉強したいと思える良い「師」を探し、出会うことが大切ということと、教育の究極の目標は暗殺者(本当の意味での暗殺者ではなく師を超えるという意味)を育てることだと述べている。自分もいつかそんな「師」と出会い、超えられるようになりたいと思う。
感想②
アナログでは伝わるがデジタルでは伝わらない。そんなことは、あまり考えたことがなかった。人間的なぬくもりや感動は確かに情報化されていく今日徐々に失いつつある。
彼は、IT研究者だが、研究職が安定しているからMITメディアラボにいるわけではない。常に、自分の研究成果が社会にどう還元されていくのか、どうすれば社会に一刻も早く貢献することができるのか考えている。
死を意識することによって自分を鼓舞し、1日も無駄にしようとしない姿勢に胸を打たれた。
きっと、アラン・ケイらもこの研究者に何か違うものを感じたに違いない。今後、このような心持の研究者が多く現れることを望む。
感想③
確かな実績があり、とてもすごい方だと思った。デジタルの世界に対する自分なりの考えがあり、それが現在の研究の根底にあるというのはとても尊敬できることだと思う。また、自分の研究のエネルギー源となるものが明確に存在していて、1日1日を重要なものとし、社会に貢献していこうという心構えは自分も見習っていきたいと思う。
感想④
仕事への姿勢が特に見習わなければならないと思った。誰にも評価されないかもしれないという「屈辱感」、知への「飢餓感」をエネルギー源として常に研究をし、常に死を意識して一日一日を大切に使っているところが研究者としての意識の高さもあり、実績も残すことが出来ている要因の一つだと思う。また世界各国で研究することが出来るのもここに起因していると思うので、仕事への姿勢を見習っていこうと思う。
感想⑤
自分がこの人を選んだ理由は、自分が一度テレビで名前を見たことがあり、未だに名前を憶えているほど興味を持ったためである。
石井氏は、NTTで研究をしていたが、その研究がアラン・ケイ氏の目に止まり、39歳の時にMITへと転職した。そこで言われたのが「MITでは同じ内容の研究はするな」の一言だった。しかし、そこから石井氏は不眠不休で研究を続け、日本のテレビに映るほどの結果を残している。自分はプライドが少ない方だとは思うが、39歳まで研究してきたものをいきなり捨てろと言われて素直にハイと言える自信がない。まして、そこから再び有名に成る程努力できる自信がない。自分もこの人のような精神をもって大学生活に励み、研究を行っていきたい。
感想⑥
仕事への姿勢、考え方として「『屈辱感』『飢餓感』『孤高感』は研究のエネルギー源」という言葉が心に刺さりました。私も昔は屈辱感を糧にして努力をつづけた頃があったのに今はできないことがあっても簡単に諦めてしまっていることを恥ずかしく思いました。これから大学で勉強をしていくうえでこの感覚はとても大事だと思いました。
感想⑦
石井裕さんの記事を読んで、彼の仕事に向かう姿勢や考え方はとても素晴らしいものであり、尊敬するとともに自分も見習うべきであると思った。また「屈辱感」「飢餓感」「孤高感」をエネルギーに変えることはそう簡単なことではないと思った。常に死を意識し、一日を重要にしていくことをこれから自分も意識していきたいと思った。
感想⑧
IT人材像@ウィキで記事を読むまでは石井裕さんのことを存じ上げなかったのですが、マサチューセッツ工科大学で活躍されていることを知り、興味を持ちました。功績はもちろんですが、私が最も魅了されたのは彼の考え方です。「誰にも評価されない屈辱感を胸にためて努力へと転換する」という考えはこれまでの私にはないものだったので、とても考え深いです。こういった思いを持って人生を送り、大きな成功をしてきていることは素敵だと思いました。これからの自分の参考にしていきたいと思います。
最終更新:2018年02月21日 15:03