名和利男(株式会社サイバーディフェンス研究所)

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    氏名        所属        職種        社会人経験年数   
  名和利男   株式会社サイバーディフェンス研究所  サイバーセキュリティー技術者   26年 


経歴

1971年、北海道生まれ。高校卒業後、航空自衛隊に入隊し、信務暗号・通信業務/在日米空軍との連絡調整業務/防空指揮システム等のセキュリティ担当(プログラム幹部)業務に従事。
その後、国内ベンチャー企業のセキュリティ担当兼教育本部マネージャ、JPCERT/CC早期警戒グループのリーダを経て、サイバーディフェンスに参加。 専門分野であるインシデントハンドリングの経験と実績を活かして、CSIRT(Computer Security Incident Response Team) 構築及び、サイバー演習(机上演習、機能演習等)の国内第一人者として、支援サービスを提供している。

業務内容

  • 標的型攻撃に代表される企業ネットワークに対する外部からの攻撃や、ウェブアプリケーションの改竄、不正アクセスなどのセキュリティ・インシデントの発生時に、初動対応の支援から本格的な調査(フォレンジック調査、マルウェア解析、ログの分析など)、復旧支援と再発防止策のアドバイスまでを、ワンストップで支援する
  • さまざまな機関や企業に対しておこなう、実際に攻撃を受けたときどのように対処すればいいのかという判断能力を鍛える「サイバー演習」
  • サイバー攻撃の攻撃者を特定する追跡作業

仕事への姿勢/考え方

サイバー攻撃の実態を正確に把握するためには、攻撃者になりきって、「金」や「個人情報」など、攻撃者はどの情報を狙っているのか、想像力を働かせながら探すことが重要だと考えている。
攻撃者はほかで成功した攻撃手法を使い回したり、みずから開発したマルウェアをベースとして設計変更をすることが多い。その動向を把握出来ていれば、事前に対策も打ちやすくなる。「増加の一途をたどるサイバー攻撃に対しては、守るだけでは、十分ではない」と考え、サイバー攻撃の根絶を目指している。
「サイバーセキュリティーの現場では想定していたことと全く違うことが発生して、現場が混乱するということが常だ」と名和は言う。その時点で準備をするのは不可能であり、だからこそ徹底した事前の準備をしていくしかない。準備に「もう、これでいい」はないというのが信念だ。
名和氏は仕事をこのように語った。変化の激しい時代に世の中のニーズに応えようとすると、既存の業務におさまりきらず、最初は評価されづらい「雑用」のような仕事が必ず生まれる。ところが、その「雑用」をずっとやっていると、「新規事業」とほぼ同義になる。仕事の内容が何であれ、30代くらいまでは与えられた仕事を全力でやってみると、そこから得たものが次世代の中核となる技術や知見になる。仕事というのは無駄に感じることが8割であるが「雑用にすぎない」「無駄だな」と感じることもきちんと全うすれば筋力が鍛えられ、後で役立つ時がくる。


私生活


転機


今後の目標

サイバー攻撃を根絶させること
どんな企業や機関から依頼がきても、その業界の内情や現場にあった適切なアドバイスをできるようにすること

参考URL

  • 名和利男(2015年9月14日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
  • メンバー紹介 | 企業情報 | CDI - サイバーディフェンス研究所https://www.cyberdefense.jp/profile/member.html
  • 【サイバー攻撃に挑む・名和利男】経歴と思考、覚悟の凄さ★NHKプロフェッショナル・仕事の流儀 - NAVER まとめ
  • 就職ジャーナル
  • サイバーディフェンス研究所HP




感想①

国内最高のサイバーセキュリティ技術者と呼ばれても一切妥協や慢心はせず、常にサイバー攻撃の動向を探り、更に、クライアントに最適なアドバイスをするために休日返上で他業界についても勉強するという真摯な姿勢がかっこいいと思った。また、テレビ番組に出演することは自身の身を危険にさらすことに繋がるのに、サイバー攻撃についてやサイバーセキュリティの分野に少しでも興味を持ってもらいために敢えて仕事の様子を公開したところにプロの心意気を感じた。

感想②

もともとサイバーセキュリティに興味があって情報学部をめざした。
彼は世界でも有数のIT技術者で、セキュリティ業界で名を連ねる。高校時代から名和氏のことは知っていたが今回のレポートで深く調べていくうちに彼の凄さがよりわかった。セキュリティ業界のトップに君臨するプレッシャー、国のサイバー空間を守る責任など彼は私では背負えないくらいの大きなものを背負っていることを知った。一線で活躍するとはどういうことなのか改めて知った。また、彼の価値観にまた共感した。「無駄だと思っていることもいつか役に立つ」という考え方は、その通りだと思っている。実際高校での学習だって、古文漢文や理科など、「自分の夢には関係ない!」と思いながらも受験で必要だからしぶしぶ勉強した。しかしこれは教養として必要な学問であるし、将来きっと役に立つと信じている。

感想③

以前NHKの「プロフェッショナル」で知った時から気になっていた人物だ。番組内で彼は現状におけるハッカーの少なさ、日本のサイバーセキュリティの脆弱さやそれに対する問題意識の低さを訴えていた。これについて名和さんの出演する番組に出会うまで、知らなかったし興味も持たなかった。しかし番組を見てこの記事を読み、日本のサイバーセキュリティの置かれている状況を感じ、当事者目線から考えることの大切さを知った。

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最終更新:2018年02月21日 15:26
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