氏名 |
所属 |
職種 |
社会人経験年数 |
山崎亮 |
studio-L |
コミュニティーデザイナー |
10年 |
経歴
名古屋市立名東高校を卒業、その後大阪府立大学農学部在学中にメルボルン工科大学に留学し、大阪府立大学大学院修了。SEN(設計事務所)環境計画室に勤務。三宅祥介からデザイン、浅野房世からマネジメントを学び、2005年にstudio-Lを設立。
業務内容
地域を活性化させることが目的の企業であり、地域の住民と協力してコミュニティーをデザインしていく。現在はstudio-Lの代表でありつつ、日本で初めてとなるコミュニティーデザイン学科を創設した東北芸術工科大学の教授・学科長である他、慶應義塾大学特別招聘教授、京都造形芸術大学教授を務める。2013年には東京大学大学院修了。著書も出版している。
やりがい
地域が活性化されることに対する喜び以外にもある。この仕事は「めちゃめちゃ儲かる仕事」であるからだ。友達が増え、情報が集まり、おいしいものを食べる楽しみがあり、感謝の言葉をかけられ、知識や技術が得られ、仲間ができ、「若干の」お金が得られるという「8種類の儲け」が彼のやりがいである。
仕事への姿勢/考え方
「よそ者」という立場を貫き、地域のキーマンを紹介してもらいヒアリングを一時間ほど行う。その後、その人に3人ほど面白い活動をしている人を教えてもらい、またヒアリングを行い人を紹介してもらうことを50人ほどヒアリングできるまで繰り返すことで地域の問題点を見つける。アンケートではなくヒアリングをある程度の時間をかけて行うのは、キーマンと仲良くなれば、普通ならばワークショップに来ないような人がたくさん来てくれるからだ。この来ない人達が来てくれるようになることが、意見が偏らないためのキーポイントであると考えている。
私生活
転機
SENに勤めていた時に、社長から設計を教えてもらっていたが、社長と夫婦で仕事をしていた経営学部出身の妻の「モノの形どうこうではなく、空間を使う人達のニーズを把握するマーケティングが必要」という考えに大きく影響を受け、モノを作ることよりもそれをどう使うかということを考えるようになった。studio-Lでは、ハードは作らずソフトのみを設計するようになった。つまり、意見は住民からのみ集めて、そのためにどう実行するかのみを考えるようになったのだ。
今後の目標
もっともっと地域を活性化させていくこと。
参考URL
感想①
地域を活性化させるための企業ということで、人のために大いに貢献できる素晴らしい仕事だと思った。キーマンと仲良くなることで地域の人全体に影響を与えることができるという考えに、洞察力の高さを感じた。出身高校が同じという事で選ばせていただいたが、これだけ素晴らしい活動が自分にもできるかも知れないという希望が持てた。
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最終更新:2017年02月26日 16:09