氏名 |
所属 |
職種 |
社会人経験年数 |
坂野惇子 |
ベビーショップ・ファミリア |
実業家、ベビーショップ・ファミリア創設者 |
45 |
経歴・業務内容
戦前から自身の実家に出入りしていた靴屋の店の一角を借り、親友たちと共に手芸店を開店。その後店舗として独立。撤退することになっていたレナウン・サービス・ステーションとタッグを組み、株式会社ファミリアを設立。ベビーショップ・ファミリアの創業となる。創業後すぐに阪急百貨店に進出。商品だけでなく接客も一流だったため、皇室御用達ブランドにまで成長。いまや日本の子供服の一流ブランドとなっている。
やりがい
ベビー服店ということで、赤ちゃんへの配慮はもちろんのこと、その母親への配慮を感じさせる商品の開発に力を注いだ。母親が育児に困らないように、快適な育児が出来るようにと商品開発を行った。
仕事への姿勢/考え方
ファミリア設立の決め手となったのは、「新しい育児法を普及さよう」という使命感であった。また、一つ一つ手間暇かけて丁寧に商品を生産するという特徴もある。
転機
先述にもあるように、ファミリアは営業成績はよかったものの、生産効率がかなり悪かった。そんな中、アメリカ式のサイズ方式を導入した松方と出会い、アメリカ式を導入した量産化を提案される。坂野は「画一的で潤いのない商品ができてしまう」と、アメリカ式の導入には賛成しなかった。松方は約1年間ファミリアの生産部門に在籍し、ファミリアの良さを生かしつつ量産化する生産ラインを開発した。これによってファミリアは量産化を実現し、さらに業績を拡充していった。
私生活
今後の目標
感想①
ベビー服店なので、赤ちゃんのことを思うのは当然だが、その母親に目を向けたのは当時にしては革新的な戦略だったと思う。ベビー服は母親が購入するから、母親の入店は確実なものである。顧客の種類を的確に判断し、需要に応じた供給を図っていると感じられた。また、売れれば何でもいい、と商品を軽視せず、あくまでの良質な製品を提供するという姿勢はプロフェッショナルだと思った。この考え方が一流への道を切り開いたのだと思う。
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最終更新:2018年02月20日 17:52