氏名 |
所属 |
職種 |
社会人経験年数 |
石黒浩 |
大阪大学・ATR石黒浩特別研究室 |
ロボット工学者・同研究室室長 |
0年 |
経歴
1963年、滋賀県生まれ。山梨大学工学部卒業、同大学院修士課程修了。大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。現在、大阪大学大学院基礎工学研究科システム創生専攻教授(特別教授)。ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。JST ERATO石黒共ヒューマンロボットインタラクションプロジェクト研究総括。人間酷似型ロボットの第一人者。ロボット工学と認知科学、脳科学を融合し、人間とは何かを探るアンドロイドサイエンスを提唱
業務内容
自身の研究室にて、テレノイドや米朝アンドロイドなど様々な斬新なロボットを開発している。石黒浩自身やタレントのマツコ・デラックスに酷似した、ジェミノイドと呼ばれる実在人間型ロボットを開発したことで有名である。
私生活
老化で、自分の姿が自身をモデルにしたジェミノイドと離れてゆくことを防ぐために、美容整形手術を受けた。
仕事への姿勢/考え方
幼少期より、『人の気持ちを考える』ということに疑問を抱いていた。人工知能を研究していく過程で、自身の「考える」や「思う」といった行為をコンピュータに行わせることが、自身の長年の疑問の解決の糸口になると考え、現在まで人間酷似型ロボットの研究に携わっている。
世界には数多くのロボット研究者がいる中、彼が常に意識しているのは「人間よりも人間らしいロボット」を作ることである。彼はロボットの性能は勿論、ロボットの見た目や仕草などの人間性にも焦点をあてて研究をしている。
転機
学生時代は画家を志していたが、色彩の認識能力に難があることが発覚し、画家を断念。
その後自身の本業であった計算機科学の勉学をはじめ先に記載した考えに至り、研究にのめり込むようになった。
ロボット研究について、今まで見かけを視野に入れていなかったロボット研究の誤りに気付いたこと。
今後の目標
死ぬまでロボット開発を続けたい。
今後、情報化社会からロボット社会へと融合をしながら移り変わっていくと予想する石黒氏。そのような中で彼は、「我々はそのような情報技術とロボット技術の融合を先導し,常に新しい科学技術を提案しなければならない」と提唱する。情報化やロボット化によって社会がさらに変化していく今後は,哲学的思考や芸術的活動を通して,変化する人間や人間社会の本質を捉えつつ,それらを基に既存分野を超えた領域で真に新しい科学技術を創成しつづけることを今後の目標として日々研究に励む石黒氏。今後の彼の個性あふれる発明に期待したい。
感想 ①
最終更新:2018年02月21日 13:21