とくに、『ヒロシマ・ナガサキへの原爆投下』について
迫って行きたいと思います。
まずは、この原爆投下にいたるまでのエピソードを、
前回のカリキュラムを元に考えて行きましょう。
1.太平洋戦争が起きる
2.日本と米国との間で優劣関係がついてくる
3.原爆が投下される
もうすこし細かくする必要がありますね。
次は1と2に、『理由』をつけてみましょう。
1.太平洋戦争が起きる
（日本が真珠湾を攻撃したから）
2.日本と米国との間で優劣関係がついてくる
（日本に味方していたドイツとイタリアが戦争に負けたから）
3.原爆が投下される
はい、こうなりました。
だんだん、明確になってきました。
そもそもなぜ日本が真珠湾を攻撃する必要があったのでしょうか。
日本は少し調子に乗っていたのでしょう。
当時は『日清戦争』『日露戦争』を制した日本でした。
アメリカごときに負けるはずはないと攻撃したのでしょう。
それが『引き金』ですね。
これでまとめてみましょう。
1.日本が日清戦争、日露戦争を制した事から、米国に挑戦しようとする
2.日本が真珠湾を攻撃する
3.太平洋戦争が起きる
4.日本を味方していたドイツ・イタリアが戦争に負ける
5.日本と米国の間で優劣関係がついてくる
6.原爆が投下される
大分わかりやすくなってきましたね。
一つ謎があります。
一番重要な点です。
5と6の間です。
日本＜米国 ＝ 原爆投下
とは結びつきません。
この間には大きな壁があります。
これについて詳しく調べてみた所、こんな事実が分かりました。
そもそも、核実験制作の計画は『マンハッタン計画』が発端です。
つまり、マンハッタン計画実行 → 成功 → 原爆投下
とつなげる事が出来ます。
成功と原爆投下の間に壁が少しありますが、これは後々説明します。
では、マンハッタン計画はなぜ行われる事になったのでしょうか。
それまでは核兵器の計画は出来ていても、
それを作る技術がなかったのでしょうか。
少し戻ると、ドイツ・イタリアは戦争に負け、
捕虜はみんな解放される事になりました。
その捕虜の中には多くの『ユダヤ人』がいました。
ユダヤ人の悲劇の運命を知っている方はほとんどだと思います。
『アンネ・フランク』
この言葉でわかるんじゃないでしょうか。
そうです。アンネ・フランクはユダヤ人の女の子です。
わずか14歳でその生涯を終えました。
この原因こそが、
『アウシュヴィッツ強制収容所』。
第二次世界大戦中、ドイツ軍が、リトアニアに在住していたユダヤ人を
収容、虐殺するために作った『殺人工場』です。
アンネ・フランクは14歳でこの収容所で殺されました。
現在はポーランドにあり、『負の遺産』という世界遺産にも登録されています。
実は、この『アウシュヴィッツ強制収容所』という『負の遺産』は、
『原爆ドーム』と深く関わっているのです。
ちなみに言うと、原爆ドームも『負の遺産』です。
『負の遺産』は人間の犯した大きな過ちを未来に伝えるための遺産です。
ですが、『負の遺産』がさらに『負の遺産』を生み出す事になってしまいます。
話が見えてこないと思うので、話を進めますね。
『ユダヤ人』の中には有能な科学者がいました。
みなさんも知っての通り『相対性理論』を発表した『アインシュタイン』です。
『相対性理論』は核実験を行う際、使用される理論です。
つまり、米国にとっては目玉が飛び出るほど欲しいものなのです。
もう一回整理しましょう。
ドイツ・イタリアが戦争に負けた
↓
多くのユダヤ人が解放された
↓
ユダヤ人達の中にはアインシュタインがいた
↓
アインシュタインは相対性理論を考えた有能な科学者
↓
相対性理論は米国の核実験に必要
↓
米国はアインシュタインを核実験の制作チームに引き入れる
というわけです。
ご理解いただけたでしょうか？
アインシュタイン自体が捕虜じゃなかったとしても、
多くのユダヤ人が米国に助けられたら
アインシュタインも協力せざるを得ません。
（ユダヤ人を救う手助けをしたのは日本人なんですが、
話すと長くなるので省略しますね）
では、結論です。
1.日本が日清戦争、日露戦争を制した事から、米国に挑戦しようとする
2.日本が真珠湾を攻撃する
3.太平洋戦争が起きる
4.日本を味方していたドイツ・イタリアが戦争に負ける
5.日本と米国の間で優劣関係がついてくる
6.米国がドイツ・イタリアの捕虜を解放する
7.ドイツ・イタリアの捕虜の多くは『ユダヤ人』だった
8.『ユダヤ人』の中には有能な科学者（アインシュタイン）がいた
9.米国は『ユダヤ人』を取り入れて『マンハッタン計画』を企てる
10.マンハッタン計画は成功する
11.原爆が投下される
つながりが理解できたでしょうか？
では最後に10と11の間に迫って行きたいと思います。
マンハッタン計画が成功し、米国はさらに有利になりました。
日本は本当に馬鹿なので、戦争をちっとも止めようとしませんでした。
米国が大分有利で、日本が負けるのも時間の問題です。
なにしろ味方していたドイツ・イタリアは戦争に敗北。
日清戦争で日本を怨んでいる中国や、おなじくロシアも敵です。
米国はイギリスなどと連合軍を組んでいます。
日本が勝てる訳ありません。
この時点で日本が『無条件降伏』をしていたら
原爆は投下されず済んだでしょう。
そして、たくさんの人が死ぬ事もなかったでしょう。
米国は日本に言いました。
『日本は一刻も早く降伏せよ。
降伏しないなら相応の被害が出る事を知っておけ』
日本は降伏しませんでした。
つまり、日本が降伏しなかったから原爆が投下されたんですね。
1995年8月6日08時15分ー。
広島市に原爆『リトルボーイ』投下。
この威力をみて、日本が素直に戦争を降伏していれば、
長崎にまで被害は出なかったでしょう。
日本は馬鹿の一つ覚えのように戦争を続けると言いました。
1995年8月9日11時02分ー。
長崎市に原爆『デブ』投下。
これで戦争を終えたんです。
原爆投下について、
良かったと言う人もいます。
これで核兵器の恐ろしさが世界中に広まったのですから。
もちろん良くないと言う人もいます。
こんなに人が死ぬ事自体おかしいんですからね。
それでは完結編を見ていただきましょう。
1.日本が日清戦争、日露戦争を制した事から、米国に挑戦しようとする
2.日本が真珠湾を攻撃する
3.太平洋戦争が起きる
4.日本を味方していたドイツ・イタリアが戦争に負ける
5.日本と米国の間で優劣関係がついてくる
6.米国がドイツ・イタリアの捕虜を解放する
7.ドイツ・イタリアの捕虜の多くは『ユダヤ人』だった
8.『ユダヤ人』の中には有能な科学者（アインシュタイン）がいた
9.米国は『ユダヤ人』を取り入れて『マンハッタン計画』を企てる
10.マンハッタン計画は成功する
11.米国が日本に無条件降伏を委ねる
12.日本は戦争を続ける
13.米国は戦争を終えるため、原爆を投下する
『アウシュヴィッツ強制収容所』は負の遺産です。
結果的にそこから、もう１つの負の遺産『原爆ドーム』を作ってしまいました。
この過ちを、我々人間は忘れては行けません。
『はだしのゲン』の作者中沢啓治はこう言いました。
『原爆が「落ちた」と「落とされた」の違いは大きい』と。
最近の子供達は『原爆が落ちた、原爆が落ちた』といってますが、
原爆は『落ちた』のではなく『落とされた』のです。
『落ちた』なら自然現象ですが、
『落とされた』のは人間の考えから生まれた行動による物です。
その違いは大きいと、中沢啓治は言いたかったのではないでしょうか。
また、漫画家手塚治虫はこう言いました。
『この地球の最後は核兵器の乱用である』と。
私自身もその意見に賛成です。
だからこそ、そういう未来にしないように、
核兵器をなくして行かなければいけないのです。
いまから、そしてこれからも。
↓この題材に意見を加える。
- ありがとう -- 唐崎小 (2010-10-06 14:51:44)
- ありがとう
-- さささささ (2010-11-19 11:59:39)
- 役に立ちます。ありがとう -- ＵＳＡ (2010-11-19 12:01:44)
- jkjkjkkjk
-- fgfgfgfgfgfgfg (2010-11-22 10:27:28)
- わー！ -- あ (2011-10-30 11:08:04)
- oiogogiofiofgo -- 名無しさん (2012-01-31 09:38:04)
- l -- p (2012-01-31 09:38:25)
- 少なくとも、ABCD包囲網やヴェルサイユ会議、国際連盟人権決議案、リットン報告書
などへの造詣が無ければ語れない事ですね。
それにアンネフランクは隠し不動産を持つほどの富裕層で、
戦後に開発されたボールペンで日記を書くという荒唐無稽な少女。
ユダヤ人が金権を支配していたオーストリアではユダヤ人への不満が大きかった。
投石や差別は当たり前になり、やがてユダヤ人は収容所へ隔離されることになる。
保護所として機能していた収容所が多かったことは議論されていない。
現在、EUではナチスについて語ると逮捕される。都合が悪いからだ。
情報だけを語り、研究が為されていないwikiですね。 -- 通りすがり (2012-05-12 08:12:19)
- ? -- 名無しさん (2013-08-23 11:41:54)
最終更新：2013年08月23日 11:41
