撞着話法

修辞技法のひとつ。
「賢明な愚者」「黒い光」など、
通常は互いに矛盾していると考えられる複数の表現を含む表現のことを指す。
形容詞や連体修飾語、句、節などが、修飾される名詞と矛盾することとしては、
形容矛盾(けいようむじゅん)とも言う
。集合論・論理学的には、
「Aであって、かつ、notA」であるということはありえない(矛盾律)のにもかかわらず、
そうであるかのように語ることである。
狭い見方をすればつじつまがあわず、単なる誤謬にすぎないように見えるが、
複雑な内容を簡潔に表現する修辞法として用いられている場合もある。

例。
黒い白熊
良い悪人
優しい悪魔
無知の知
明るい数学青年

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最終更新:2009年10月09日 19:20