祖母との思い出

私のおばあちゃんはいつも編み物をしていました。
自分のニットはもちろん、おじいちゃんのニットもおばあちゃんの手編みでした。
二本の細い棒をすごく早く動かして、セーターを編んでいました。私は毛糸がどんどん編まれていくのを見るのが好きでした。
幼い私は、よく割り箸とティッシュを使っておばあちゃんのまねをしていました。
小学校の高学年になった頃、おばあちゃんが編み物を教えてくれました。
それから私の趣味は編み物に変わり、冬になると編み物をします。
おばあちゃんは私に編み物を教えてくれた後、しばらくして亡くなりました。
いつかおばあちゃんの変わりにおじいちゃんのセーターを編んであげたいです。

 

最終更新:2014年05月04日 01:14