デコデビルスティックの製作方法紹介




※なるべくテストを重ねましたがトラブルが発生する恐れがあります。

保証はできないので自己責任にて加工してください


狙い

屋外で練習することの多いデビルスティックですが、コーティングが弱くアスファルトやコンクリートでの練習に耐えられない物が意外と多いのが現状です。
耐久性を上げるためにテープやシートを貼りつけた経験もあるのではないでしょうか?
しかし、デザイン性や使用感が悪くなりがちでした。
今回は耐久性、デザイン、使用感を両立させるセンタースティックを製作します。
家庭用プリンターを使いシール付光沢紙に印刷して貼りつける加工法を紹介します。

メリットとデメリット

メリット 使用感を損ねずにデザインを自由に選べる。耐久性も高くなる
デメリット カスタム内容にもよるが20g前後重量が増える。外側のシートを二種使うのでごく僅かに摩擦差(使用感)が変わる


用意する道具

1.センタースティック

 おすすめはTEX、メタリック等の外装コーティングの耐久性が弱い物、ノンデコレーションのセンタースティック
【特にTEXは現状だと補強しないと屋外練習は厳しいです。】

不向きなのはアグニ、トライゴン、プリズム等の既に耐久性が高い物(メリットよりもデメリットが目立つため)
ラッドファクター社のカーボンコートスティックはデコレーションシートとの相性が悪くを加工できません。

2.コニシ ストームガード 強力補修テープ ストームガードクリヤー 30mm

 デコレーション保護用のクリアテープです。耐久性は高くプリズムと同程度のアスファルト耐性があります。
欠点は重く若干滑りやすいことです。最低限の保護の為に使います。
価格は約700円ほど。


3.デコレーションシート A-one社 屋外でも使えるサインラベルシール 強粘着タイプ 印刷用ホワイトフィルムラベル+保護用透明フィルムラベル 品番32002

 プリンターで印刷する光沢紙です。シリーズは様々、粘着力が高いシートからキレイに剥がせる物
下地が白色、貼りつけ面が透けて見える透明、貼りつけ下地の色が透けにくい物や、シルバーカラーやゴールドカラーまで多種あります。
【光沢 フィルム 水に強い 】この条件が合うモデルを選んでください。
価格は約900円ほど。

オススメは強粘着の下地が白いホワイトフィルムラベルです。メーカーページ


4.メジャー(あると便利。無くてもok)

 印刷したシートをセンタースティックのサイズに切り出す際に使います。扱いやすい裁縫用のプラスチックメジャーが望ましい。
100均で手に入ります。用意できなければ台紙などを使い対応します。




加工手順

1.デコレーションシートの準備

 デコレーションシートへの印刷をします。お好きな柄をどうぞ
縦長に貼り上げることをイメージして相性の良さそうな絵を選びましょう。大きな絵、キャラクター物、色映えが分かりにくい物は避けましょう


2.デコレーションシートの切り出し

 クビレているセンタースティックに合わせるために台形型にシートを切り出します。
ここでメジャーを使いセンタースティックの外周の長さを計ります。メジャーがなければ紐や適当な紙を用意し定規を使い計ってください。
実際切り出すサイズは計ったサイズからプラス1㎝ほど幅長にしましょう。貼りつけ時はシートの端を少し被せます。


3.デコレーションシートの貼りつけ

 作業前にセンタースティックに保護シート・シール等が貼りつけてあれば軽量化のため剥ぐことをお勧めします。
加工に不慣れなら剝がさなくてもいいです。
貼りつける予定箇所にデコレーションシートの中心から仮貼りつけます。
今回はセンタースティックの端に合わせて貼りつけます。
中心面が貼り終えたら左右のどちらかを貼りきります。最後に貼る面がシートの上にくるので注意。
今回の貼りつけ順は中央面→左面→右面と作業しました。


4.ストームガードテープの貼りつけ

 カッターなどで1cm、もしくは1.5cm巾にストームガードテープを切り出し、デコレーションシートが剥がれないように上から境目に貼りつけます。
この時、デコレーションシート貼り付け、切り出し作業が雑だとうまく作業できなくなるので注意。
粘着力の強いテープなので何度か剥がして貼り直しも大丈夫です。引っ張りすぎると伸びて貼りつけた後に縮むので加減すると。


5.テープ・シートの端の補強

 ビニールテープ等で貼りつけたテープ・シートの端を保護します。傷んだら交換するところなので軽く貼ればok
中心側はデコレーションシートの余った切り出し面を外側のシートと同じ要領で測り切り出して貼りつけるとシートの無駄が少なくより良いです。

中心面のコーティングは傷みにくいのでストームガードテープを重ね貼りしません。

プロペラ、ソーのコントロール性を良くする為に中心側15〜20cm間にストームガードは貼らないようにします。
シートのカケや禿げが目立つようならなら1cm巾
に切り出したストームガードテープを重ね貼りして補修をかけるといいです。

画像での外側のデザイン面はストームガードを貼り付け補強、グレー色の中心面はストームガード無しになっています。

※作業後、貼りつけたシート、テープを馴染ませるために1日置きましょう






6.ハーフデコレーションの勧め

 中心側にグリックテープを巻き、端側のみデコレーションをする加工もできます。
グリップテープを巻く方はこちらの加工法を勧めます。

※このセンタースティックのシルバー色面は無加工です。




 ーまとめー
研究とテストを重ねようやく満足のいくデコレーションに仕上げることができました。
試作中はデコレーションシートがアスファルト練習に耐えきれなかったり、
ハンドスティックとの相性が悪く滑りやすく使用感が悪いなど苦労が絶えませんでした。
この加工法がデビルスティッカーに広まり各プレイヤーがオリジナリティ溢れる道具を愛用し続けられること願っています。

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最終更新:2016年10月09日 22:17