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こぼ

タイムトラベラー
 
「失礼します」
「コボちゃんじゃないですか?」
「S先生じゃないですか?」
コボ「おどろいた?」
横山「驚きますよ?」
S博士「横山君、仕事の内容聞いてる?」
横山「いえ、何も聞いてません」
S博士「タイムマシーンに乗ること」
横山「、、、、」
S博士「また、コボちゃんに騙されたと思ってる?」
横山「はい」
S博士「これが、時間非可逆性を証明した方程式」
S博士「要は、タイムマシーンが出来ないことを証明したわけね」
横山「はい」
S博士「数学の本質とは、矛盾しないルールの集合に過ぎない。
唯一のルールは相互に独立したルールに矛盾しないこと。
太古より、人類はそのルールは無数に積み重ねてきた。」
横山「はい」
S博士「でも、ルールが増加すれば、相互のルールは矛盾するものが
出てくることは明白だよね。そして、矛盾を内包しながら発展してきた。」
横山「大発見ですね」
S博士「いや、僕が発見したわけではない。
それに、大きな矛盾ではなく、微細な矛盾だから、無視されてきた。」
横山「タイムマシーンとどう関係あるんですか?」
S博士「矛盾を取り除いた公理系で、時間非可逆性を証明した方程式
を検証するとこの方程式間違ってることが証明されたんだ。」
横山「はい」
S博士「つまり、タイムマシーンは出来るということ」
 
横山「そんな大発見なら、SMAP細胞以上の大騒ぎになるはずですよ。」
S博士「問題はそこなんだよ。」
横山「はい」
S博士「タイムマシーンが発見されたら、どんな未来が待っているか分かる。」
横山「はい」
S博士「100%の確率で、人類は滅亡するという結論が出た」
横山「はい」
S博士「そこで、タイムマシーンを葬るという結果」
横山「はい」
S博士「でもさ。自分で言うのもなんだけどさ。世界が認める天才じゃん。
僕の研究は」
横山「はい」
S博士「研究をかぎつける奴が出てくるかもしれない」
横山「はい」
S博士「そこで、僕自身の研究生命を抹殺することを決めたの」
横山「はい」
S博士「そのとき、出会ったのが、コボちゃん」
横山「え、、」
S博士「何のためらいもなく、嘘をつく天性のキャバ嬢」
コボ「先生、ひどい」
S博士「SMAP細胞を使って、スキャンダル」
コボ「先生、ノーベル賞くれるっていったじゃないですか」
S博士「そんなこと言ったかな」
コボ「言いました。」
コボ「わかりません」
S博士「そもそも、自分の研究内容を理解できない人にノーベル賞は無理でしょう」
 
S博士「でもさ。折角つくったんだから、使ってみたいじゃん」
横山「そうですね」
S博士「でね。ジパングというマンガ読んでね。」
横山「そうですね」
S博士「でね。歴史を改変する能力がないこと」
 
そして、僕のタイムトラベラーとしての生活が始まった。
最終更新:2015年05月25日 09:27