D-BUSとは本質的にはIPC(inter-process communication :プロセス間通信)のことですが、数々の機能がD-BUSを「そこら辺にあるどうでもいいIPC実装」と言う屈辱的な烙印とは一線を画する存在にしています。様々な種類のIPC実装がこの世に存在し、それぞれが明確に定義された特定の問題の解決を趣旨としています。CORBAはオブジェクト指向プログラミングの複雑なIPCに対する効果的な解決法です。DCOPは軽量級のIPCフレームワークをともないパワーの面でもの足りませんが、K Desktop Environmentとうまく統合します。SOAPとXML-RPCはWebサービス向けに設計されていますので、HTTPをトランスポート・プロトコルとして使用します。D-BUSはデスクトップ・アプリケーションとOSのコミュニケーションに向けて設計されています。