通信チェスでは指し手をどのように対局者に伝えるのでしょうか
通信チェスは、指し手の記号を書いて、その手を「指した」ことにしています。
したがって、はじめに記号の表し方=表記法を覚えることが必要です。
チェスの表記法はいろいろありますが、現在は代数式=国際式が世界標準となって使用されています。
従来、国際式は、ポーン以外の駒記号をその国の駒の名称の文字1字で表し、棋書やチェス雑誌に使用しています。英語圏や日本はKQRBNですが、国によって異なるのです。国内のEメール戦でも「PGN」を使用しています。
しかし、使用語の異なる国々の方とゲームするときでも困らないよう、国際戦に必須の数字式表記法も決められています。
| 18 | 28 | 38 | 48 | 58 | 68 | 78 | 88 |
| 17 | 27 | 37 | 47 | 57 | 67 | 77 | 87 |
| 16 | 26 | 36 | 46 | 56 | 66 | 76 | 86 |
| 15 | 25 | 35 | 45 | 55 | 65 | 75 | 85 |
| 14 | 24 | 34 | 44 | 54 | 64 | 74 | 84 |
| 13 | 23 | 33 | 43 | 53 | 63 | 73 | 83 |
| 12 | 22 | 32 | 42 | 52 | 62 | 72 | 82 |
| 11 | 21 | 31 | 41 | 51 | 61 | 71 | 81 |
[a1]を[11]、[h8]を[88]として、駒のいたマスと、行くマスの4数字を並べます。
(例)「Ng1-f3」は、[7163]
キャスリングは、Kの動きで表します。
白0-0は「5171」0-0-0は「5131」
黒0-0は「5878」0-0-0は「5838」
Pのプロモーション(昇格)は、コードナンバーで表します。
1=Q, 2=R, 3=B, 4=N
(例)「Pe7-e8=Q」は「5758(1)」