本当の両親は不明。
生まれた直後に橋の下にダンボールに入れられて捨てられていたところを、不死鳥に助けられた。
不死鳥は総馬が凍死しないようにその身体を三日三晩温め続け、餓死しないように餌(鳥が与える餌なのでお察し下さい)を与えた。
やがてそこを偶然通りかかった男やもめに拾われ、その男の養子となる。
(戸籍上の養子の条件を実は満たさないのだけど気にしたら負けだ!ファンタj)
それからも不死鳥は総馬と共にあり続けた。
総馬は生まれた時から力が強かったので不死鳥を見ることができたが、周囲の人間には見えなかった。
そのため周囲からは変人扱いされ、軽度の人間不信となる。
不死鳥と会話できるようになったのが小学校入学前。
そこでようやく自分に不死鳥が見えるのは力があるから、
力のない人間には見えないので放っておくのがよいということを不死鳥から聞いて知り、
以後は他人に不死鳥が見えることを口外しなくなった。
それで友人も普通にできるようになり、人間不信も(一応は)解消される。
ただ、家の中など人が周りにいないところでは不死鳥と会話していたので、
<s>心配した</s>もしかしたら何らかの力があるのではないかと考えた父親はとある人に相談する。
その人が実は聖†ジャキディス学園の学園長(当時)だったため、それをきっかけに中等部から聖†ジャキディス学園に入学することになる。
中等部1年の時の英語でドジ踏んで「フィル」というあだ名で呼ばれるようになる。
と言っても今となってはこのあだ名を知る人間はそれほど多く無いし、本人もそれほど気にしてはいない。
ただ、由来を聞かれるのは恥ずかしいらしい。英語は未だに苦手教科となっている。
中等部2年の時、自分の出自(両親だと思っていた人が赤の他人であること、実際の両親は不明であること)
を知ったのをきっかけに素行が乱れ始める。
不死鳥が見えるのももしかしたら自分が化物だからかもしれないという疑惑に駆られ、
反抗するように不死鳥との会話を拒み、人間の力で暴れまわるようになる。
本編中に何の遠慮もなく人の首を絞めたり金属バットで殴ったりしたのはこの頃の素行のため。
なので、素手喧嘩は割と強い方である。
ちなみにメリケンサックをつける案もあった。
中等部3年の時に《試験》に参加。
そこで当時高等部2年(しかし、当時から永久欠番だったのだろうか)の夏鹿敷夏穂理と出会う。
最初は訳もわからぬまま喧嘩の延長のような感じで他の参加者を倒していたが、夏穂理の圧倒的な力の前に自分の未熟さを思い知る。
紆余曲折の果てに不死鳥とも仲直りし、力を合わせて夏穂理を撃破する。
(現時点で夏穂理に勝てないのにどうやって撃破したかって?多分夏穂理が油断したとか、セコい手を使ったとか?
室内バトルだったのに本気で温度上げまくってサウナ状態にして脱水症状で倒したとか。……なんてセコイ)
(ちなみに言うまでもないが試験の上での撃破であって、ガチで殺し合いしたら当たり前のように夏穂理が勝つ)
これまで女性相手に喧嘩で負けたことなどなかったのもあり、これまでないタイプの女性(強い女)の夏穂理に惚れる。
恋愛ごとにはそれほど免疫があったわけではないので、自分の気持ちに気づくのにかなり時間がかかったり、どぎまぎしたり、悩んだり、
基本的に人を食ったような性格の総馬が年齢相応の純粋さを見せる貴重な相手である。
PL的には恥ずかしい。そして微笑ましい。
とにもかくにもその試験の結果、機関入りし、今に至る。