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春の最新乙女流行 - (2007/05/02 (水) 02:17:25) の1つ前との変更点

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「やめてくれっ!」 「大丈夫だよっ、お姉ちゃんー」 「だからといって某にこれはっ……だ、だからやめてくれ天河石!」   決して某がいじめられている訳ではない。   ……いや、某からしたらいじめのようにも感じるが。 「お姉ちゃん逃げちゃダメー。天河石上手だから痛くなんてしないよ?」 「そ、そういう問題ではないっ、某には絶対似合わぬのだ!!」   某の格好。   黄色でフリルの多いドレス……要は天河石のドレスと似たものを着せられている。   最初はすぐ飽きるだろうとされるがままにしていたのだが、まさか……。 「お姉ちゃんも天河石とおそろいにしようよぉ」 「だから某についんてーるは似合わぬと……あ、や、やめっ!」           ◇ 「ただいまーっと」   今日もバイトお疲れさんっと。   家に入ってみると、早速天が出迎えに来る。 「おかえりなさーい」 「おう。ちゃんといい子にしてたか?」 「うんっ、お姉ちゃんと遊んでたよ」   なるほど、相変わらず珊瑚はよく働くな。 「で、そのお姉ちゃんはどうしたんだ?」 「向こうのお部屋で待ってるよー」   そう言ってドアを指差……。 「く、来るなっ!!」   ドアの向こうから声。 「……待ってないようだが?」 「きっとお姉ちゃん照れてるんだよ。ほらマスタぁー、こっち来てー」 「だから来るな! 来るなと言っている!!」   ……馬鹿だな、珊瑚。 「そんな事言われたら行かずにいられないだろうが」   という訳でドアを開ける。   ……誰もいない。隠れたか? 「お姉ちゃーん、ちゃんとマスタぁーにも見てもらおうよぉ」 「遠慮する」 「きっと可愛いよーって、褒めてくれるよ?」 「可愛くない」   あぁ、押入れに隠れてるのか。 「おいおい、そんなんじゃ駄々っ子みたいだぞ。お前の方がお姉ちゃんなのに」 「そういう問題ではない、そういう問題では……」   駄目だ、話が全然進まん。   どうせ服は着てるのだろうし、こういうことはとっとと終わらせるに限る。 「あー、もう開けるからな」 「なっ……ま、待て主!」   待たない。問答無用で押し入れを開ける。   何を見ても驚かないつもりだ。矢でも鉄砲でも持ってこいってところか。   まぁ、斧だけは勘弁……。 「ああぁぁぁ……」   ……これはたまげた。驚かないつもりなのに驚いた。   飛んできたのは矢でも鉄砲でも斧でもない、珊瑚のツインテール姿だった。 #ref(1837.jpg)   しかもドレスは黄色でフリフリの……何というか、キャラに似合わぬ可愛さというか。   それよりも、珊瑚の顔が赤い。そりゃあもぉトマトのように。 「ね、似合うでしょー?」   珊瑚の気持ちなど全然知らないであろう天が、にこやかに尋ねてくる。 「あ、ああ……可愛いぞ」   そう答えるしかない。この哀れな珊瑚のためにも。   でも可愛いのは本音だ。女の子らしいかわいげな衣装だって十分似合う。   しかしその言葉がまずかった。珊瑚の顔が、みるみるうちに赤く……あーあ、スイッチ入ってしまった。 「言わないでくれ……もうそれ以上……うあーっ!!」 「って、ちょっ、褒めたのにキレるなっ、あぶっ、あぶなっ、布団振り回すなっ!!!」 「天、今度から人が嫌がることを無理矢理やるなよ」 「あうぅ……ごめんなさい」   暴走する珊瑚を何とか着替えるよう諭し、3人居間に揃う。   ちなみに天と珊瑚は正座。申し訳なさそうにうつむいている。 「あと珊瑚、布団を振り回すな。ダメになったらどうするんだよ」 「面目ない……」   いつもより縮こまっている二人。特に珊瑚のこういう姿を見られるとは、予想外だ。   まぁ、何よりあのときの可愛い姿もたまには……そんなこと言えないけど。 「……まぁ、反省してるならいいけどな。それより飯は……」 「……すまぬ」 「そーですよねぇ……いいわ、俺作る」   冷蔵庫、何余ってたっけなぁ。 ----
「やめてくれっ!」 「大丈夫だよっ、お姉ちゃんー」 「だからといって某にこれはっ……だ、だからやめてくれ天河石!」   決して某がいじめられている訳ではない。   ……いや、某からしたらいじめのようにも感じるが。 「お姉ちゃん逃げちゃダメー。天河石上手だから痛くなんてしないよ?」 「そ、そういう問題ではないっ、某には絶対似合わぬのだ!!」   某の格好。   黄色でフリルの多いドレス……要は天河石のドレスと似たものを着せられている。   最初はすぐ飽きるだろうとされるがままにしていたのだが、まさか……。 「お姉ちゃんも天河石とおそろいにしようよぉ」 「だから某についんてーるは似合わぬと……あ、や、やめっ!」           ◇ 「ただいまーっと」   今日もバイトお疲れさんっと。   家に入ってみると、早速天が出迎えに来る。 「おかえりなさーい」 「おう。ちゃんといい子にしてたか?」 「うんっ、お姉ちゃんと遊んでたよ」   なるほど、相変わらず珊瑚はよく働くな。 「で、そのお姉ちゃんはどうしたんだ?」 「向こうのお部屋で待ってるよー」   そう言ってドアを指差……。 「く、来るなっ!!」   ドアの向こうから声。 「……待ってないようだが?」 「きっとお姉ちゃん照れてるんだよ。ほらマスタぁー、こっち来てー」 「だから来るな! 来るなと言っている!!」   ……馬鹿だな、珊瑚。 「そんな事言われたら行かずにいられないだろうが」   という訳でドアを開ける。   ……誰もいない。隠れたか? 「お姉ちゃーん、ちゃんとマスタぁーにも見てもらおうよぉ」 「遠慮する」 「きっと可愛いよーって、褒めてくれるよ?」 「可愛くない」   あぁ、押入れに隠れてるのか。 「おいおい、そんなんじゃ駄々っ子みたいだぞ。お前の方がお姉ちゃんなのに」 「そういう問題ではない、そういう問題では……」   駄目だ、話が全然進まん。   どうせ服は着てるのだろうし、こういうことはとっとと終わらせるに限る。 「あー、もう開けるからな」 「なっ……ま、待て主!」   待たない。問答無用で押し入れを開ける。   何を見ても驚かないつもりだ。矢でも鉄砲でも持ってこいってところか。   まぁ、斧だけは勘弁……。 「ああぁぁぁ……」   ……これはたまげた。驚かないつもりなのに驚いた。   飛んできたのは矢でも鉄砲でも斧でもない、珊瑚のツインテール姿だった。 #ref(jm1431.jpg)   しかもドレスは黄色でフリフリの……何というか、キャラに似合わぬ可愛さというか。   それよりも、珊瑚の顔が赤い。そりゃあもぉトマトのように。 「ね、似合うでしょー?」   珊瑚の気持ちなど全然知らないであろう天が、にこやかに尋ねてくる。 「あ、ああ……可愛いぞ」   そう答えるしかない。この哀れな珊瑚のためにも。   でも可愛いのは本音だ。女の子らしいかわいげな衣装だって十分似合う。   しかしその言葉がまずかった。珊瑚の顔が、みるみるうちに赤く……あーあ、スイッチ入ってしまった。 「言わないでくれ……もうそれ以上……うあーっ!!」 「って、ちょっ、褒めたのにキレるなっ、あぶっ、あぶなっ、布団振り回すなっ!!!」 「天、今度から人が嫌がることを無理矢理やるなよ」 「あうぅ……ごめんなさい」   暴走する珊瑚を何とか着替えるよう諭し、3人居間に揃う。   ちなみに天と珊瑚は正座。申し訳なさそうにうつむいている。 「あと珊瑚、布団を振り回すな。ダメになったらどうするんだよ」 「面目ない……」   いつもより縮こまっている二人。特に珊瑚のこういう姿を見られるとは、予想外だ。   まぁ、何よりあのときの可愛い姿もたまには……そんなこと言えないけど。 「……まぁ、反省してるならいいけどな。それより飯は……」 「……すまぬ」 「そーですよねぇ……いいわ、俺作る」   冷蔵庫、何余ってたっけなぁ。 ----

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