説明
黒幕声優とは、(主人公の)味方のような顔をして、巧みに懐に入り込んでおいて、
主人公(勢力)を裏切ったり、敵(組織)と内通していたり、
実は諸悪の根源だったという「黒幕キャラ」を数多く演じている声優の事である。
演じるキャラの行く末が分かると言われる「
フラグ声優」の一種である。
黒幕キャラを数多く演じるようになった声優は、
実況民やネットのアニメヲタクから
「この声優が演じるキャラは黒幕を疑え」という疑惑を持たれるようになり、
実況スレでは、その声優の台詞を一言聞いただけで即「こいつ絶対に黒幕だろ」などというレスが多数付くようになる。
(たまに)善人キャラを演じた場合でも、数々の“前科”から黒幕だと疑われ、実況民からは全く信用されなくなってしまう。
「狼が出た」と言っては大人を騙していた少年が、本当に狼が出た時には誰にも信用されなかったという、イソップ物語の「狼少年」の寓話に似ている。
主な黒幕声優
現代の日本のアニメにおける「黒幕声優」の筆頭格ともいえる男性声優。
代表作は「新世紀エヴァンゲリオン」の渚カヲル等。
実況スレでは、石田彰の声が一言聞こえただけで、
「石田彰が演じるキャラは黒幕を疑え」「声帯が石田彰だと怪しく見える」等というレスが多数つく。
渚カヲルも、主人公の新しい友人キャラ…と見せかけて実は使徒だったという、ある意味黒幕キャラのようなものである。
細胞擬人化アニメ「はたらく細胞」では、一般細胞という“モブの細胞”を演じていた。
しかし、実況スレでは「石田彰がこんなモブキャラを担当するなんて、絶対何か裏があるに違いない」などというレスが多数付いていた。
実況民の予想通り、このキャラはラスボス格キャラの「がん細胞」(一般の細胞が、何らかの原因でエラーを起こして無制限に増殖するようになり、悪性の腫瘍と化す。さらに、発生した臓器だけでなく、他の臓器への転移を起こし、やがて人間を死に至らしめる。がんは、現代の日本人の死因第1位の病気でもある)である事が判明した。
「鬼滅の刃」では、主人公達の敵である鬼の幹部の一人、「上弦の参」こと猗窩座(あかざ)を演じる。
劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」で、鬼殺隊の「炎柱」こと煉獄杏寿郎を殺害して逃走。
主人公の竈門炭治郎から「逃げるな卑怯者」呼ばわりされた挙句、一部では「400億の男殺し」の異名が付いてしまった。
スーパー戦隊シリーズの「王様戦隊キングオージャー」では、宇蟲王ダグデド役を演じる。ストーリー前半は、主人公達チキューの五王国VS地帝国バグナラクとの戦い…だと思われていたが、ストーリー後半で、実はダグデドが2000年前から五王国とバグナラクが争うよう裏で糸を引いていた全ての黒幕である事が判明。
「CV:石田彰キャラ=黒幕」のイメージをますます強める結果となった。
関連項目:フラグ声優
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最終更新:2024年03月06日 20:47