ある日の事だった。
『ひろし』くんは学校でうんこをしてしまった。
その時、クラスメートのタカシくんとマサキくんが、
「だっせー、ひろしのやつ、学校でうんこしてるぜ!!!!」
バレてしまった……絶対バレてはいけない事が……。
次の日、学校。
黒板に「ひろし は学校でうんこするうんこまんww」と書かれていた……。
「うう……」
そのショックで、ひろしは不登校になってしまった……。
「うんこなんて……みんなも……誰でもするじゃないか!!! なんで……なんで……」
「話は聞かせて貰ったぞ」
突然、『うんこ魔王』と名乗る者がひろしの目の前に現れた。
「お前に魔剣『うんこカリバー』をやろう」
そう言って、うんこ魔王はひろしに魔剣『うんこカリバー』を差し出す。
この魔剣『うんこカリバー』で斬られた奴は、漏れなく『うんこがしたくなる』らしい……。
素晴らしい剣だ。
「ふふ……。僕を馬鹿にした奴等に、復讐だ……!!」
哀しき魔剣士ひろしの誕生であった……。
「学校でうんこした事を馬鹿にした奴等に復讐だ!!!」
学校。
「あ、『うんこまん』ひろしが来たぞー、みんな逃げろー」
やはり、マサキとタカシが馬鹿にする。
「ウルサイ、黙れ!!」
ドシュ、ドシュ!!!
「うぎゃああ……。あれ……痛くない?」
確かに痛くはない。だが……、
「『うんこ』がしたいぃぃぃぃ!!!」
そう叫び、トイレに走り込むマサキとタカシ……。
……ぶりぶり……。
「はははっ……。ははっ……。ははっ……」
ひろしは2人を馬鹿にしようとした……。
しかし……、
[自分がされて嫌な事は、人にはしない事です]
恩師の井上先生の言葉が脳裏を過ぎる。
そして……、
[うんこなんて……みんなも……誰でもするじゃないか!!! なんで……なんで……]
自分のあの思いが、蘇る。
「ぼくは……ぼくは……」
そして、トイレからタカシとマサキが気まずそうに出て来る。
「な、なんだよ……。笑えよ……」
タカシとマサキは何かを諦めたように、そう言う。
その時だった。
ドシュドシュ!!
『うんこカリバー』で自分を切るひろし。
「ぼくもうんこがしたいよ!!」
斬られたらうんこがしたくなる『うんこカリバー』で自分を切ったので、
当然自分も、うんこがしたくなった。
ガタン、ブリブリ……。
物凄い音だ……だが、優しい音だ……。
そして、出て来るひろし。
「うう……。ひろし……ごめんな……」
ひろしに抱き付く、タカシとマサキ。
「いいんだよ……。僕たちは、生きている……。だからうんこをするんだよ!!」
その時だった。
『うんこ魔王』が現れた。
『うんこ魔王』は仮面と黒装束を外した。
すると……、
なんと正体は!!??
「井上先生!?」
ひろしは驚愕した。
「ひろし……。立派に……なったな……」
そう言って、井上先生は消えた。
[ 自分がされて 嫌な事は 人には……しないことです……]
僕たちは 今日も うんこ をする
僕たちは あしたも うんこをする
それは 恥ずかしいことでも 悪い事でもないんだ
最終更新:2012年12月09日 23:16