できるだけ手間をかけずにフリーツールだけで自動抜きってヤツにこだわってみたものの……
このへんが限界。
パラメータの調整でもうちょっと細かいゴミは消せると思うけど
どうしても境界のノイズが気になる。
フィルタでごまかすことはできても、やっぱりニコニコにうpされているブルーバック素材の
レベルには遠く及びません。
HD品質のキャプチャだとおそらく多少のゴミは軽減できると思います。
考え方だけ晒しておきますので、願わくばどなたかの参考になればと。
高額なソフトやGPUなどのハードウェア、多大な手間なしでブルーバックができる日が、くるといいなぁ。
手順
静止画を使って抜くので、キャラクターのすぐそばで動くモノがない背景を使ってください。
動く背景から抜く場合は別の手段でどうぞ……。あくまで背景画差分抜きですので。
まずはゲーム画面をキャプチャ。
キャプチャした画面から背景を抜くため、キャプチャしたゲーム画面からポージングの違う部分を
何枚かピックアップする。
カメラ動かさないように注意してね~。僅かでも動かすと意味ないよ~。
GIMPなどで抜く。
厳密に抜く必要はないです。何枚か重ねて、背景が写っている部分だけ貼り合わせていけばOK。
背景画ができました。
こいつを元の動画と重ねる。
レイヤー1が元の動画のaviファイルで、レイヤー2が先ほど作った背景画。
レイヤー2にある、背景画の方のレイヤーモードを「差分」にする。
背景真っ黒、アイドルが変な色になりました。
ココでいったんavi出力。
で、できあがったモノをクロマキーやカラーキーで黒い部分を透明化。
「フィルタ効果」から「クロマキー」か「カラーキー」をえらびーの、
「キー色の取得」をクリックしーの、
透明化したい色を、表示画面上から選びーの。
今回はクロなので、黒い部分を選びます。
キレイに色が消えないときは、クロじゃなくて濃い灰色の部分を選択していることがあります。
あとは、クロマキーやカラーキーのパラメータをちょこちょこといじくると、余計な部分が
消えたり、消したい範囲が広がったりします。
調整してね。
※黒いままだと見づらいので便宜上グリーンバックになっています。
結構ゴミがでるので、キャラクターに重ならない部分は図形を重ねてしまうとよいです。
左:元々のゴミ付き
中:黄色と青の図形部分が「四角形」の図形
右:重ねた四角形を背景の色と同じ色にする
で、またまたコレをavi出力。
最後に
レイヤー1に背景
レイヤー2に先ほど作った単一色背景のaviファイル
レイヤー3に元々の動画
を重ねる。
まず、レイヤー2にクロマキーを適用して単一色を透明化する。
そして、レイヤー3(元々の動画)に「上のオブジェクトでクリッピング」を適用する。
拡張編集の右クリックからどうぞ。
できあがり。今回は背景色は青です。
考え方としてはこんな感じ。
最終更新:2012年02月04日 19:10