エムケイじょうたい【MK状態】[名詞]


(1)一般大衆からのウケは良いが、そのウラで同業他社からは忌み嫌われていたり、そこの社員たちは壮絶な我慢を強いられている会社などの組織の内部事情を指す表現。
京都市内の某タクシー本社駐車場において、また時には京都の繁華街のど真ん中において、同社の軍事教練的社員研修が繰り広げられていることは、新たな京都の風物詩となっている。
これが元で中途退職する社員はかなり多く、定着率が極めて低いのが同業界のあいだでは有名である。

(2)経営者や創業者など、すなわちその組織のトップの親族には大甘なエコヒイキ体質の顕著な組織の状態を指す表現。
実際には、某タクシー会社の創業者の次男は、東京で関連会社の社長をしている時、暴行事件を起こして警察のお世話になっていたが、何らかの圧力がはたらいたのであろうか、すぐに釈放され社長職は解かれたものの父親の会社に復帰している。
似たようなことは会社だけでなく、政界や警察をはじめとする官公庁の特に上層部で多く見受けられる現象である。

(3)旧来からの慣習や「暗黙の了解」を無視して、良く言えば革新的、悪く言えばただの掟破りなことをしたために、結果的にはただ敵を増やしただけで、その割に大した成果が得られてない状態のこと。
ホリエモン」に共通する部分も多いが、さらに上を行く命知らずで無謀さをあらわす事項として、運輸局長あてに抗議文を送りつけてそれを自社新聞内で公開するなど、官公庁にまで真っ向から戦いを挑んだことなどがある。
最終更新:2007年03月06日 18:45