分布
中央アメリカ、南アメリカ
形態
体長100cm~140cm、尾長60cm~90cm、体重18kg~52kg。
体毛は全体的に長いが特に尾が長く30cm程の毛が生えている、体色は灰褐色。
細長い吻が特徴、爪がとても大きく舌が60cmも伸びる。
生態
草原や疎林などに棲息する。
人間のいない地域では日中に活動して、人間のいる地域では夜間に活動をする。
母子以外は基本的に単独行動をする、大きな爪を使ってアリの巣を掘り、長い舌を入れて一日にアリを3万匹食べるという。
天敵はジャガーなどだが、追い詰められると立ち上がり、爪を立てて引っかいたり締め上げたりして戦う。
繁殖する時期は決まっていない、妊娠期間は6ヵ月~7ヵ月で1頭の子供を産む、子供は約2年間親と暮らす。
寿命は平均16年だが、飼育下では26年生きた記録もある。
状況
棲息地の農地化によるアリの減少、遊びや毛皮目的の狩猟、山火事などによって個体数を減らしている。
国立公園などではまだ見れるが絶滅寸前となっている地域も多い、この種を存続させる為には食料であるアリが沢山いる広大な土地を保全する必要があるが、現在まで対策はとられていない。
最終更新:2019年06月01日 00:06