クロコロブス

別名;サタニッククロコロブス

分布

カメルーン、コンゴ共和国、赤道ギニア(ビオコ島)、ガボン、ウガンダ

形態

体長60cm~70cm、尾長60cm~100cm、6kg~11kg。
体毛は全身黒い、子供の体毛は茶色がかっている。

生態

標高100m以下の原生林だけでなく、成熟した二次林や湿地林にも棲息している。
1頭のオスと数頭のメスと子供たちから成る6頭~15頭の群れで行動する、群れのボスの地位を巡りオス同士で頻繁に争いが行われる。
昼行性、食事や睡眠以外の時間は樹上にジッと座って休んでいる。
食物は種子、果物、葉、花などで、食事を採る時は群れが一箇所に集まって食べる。
発情期は約1ヶ月で、妊娠期間は約200日続く、子供は通常1頭だが稀に双子を生む事もある。
性成熟はメスは4年、オスは6年、寿命は野生で20年前後と考えられる。

状況

サタニッククロコロブスは他のオナガザルに比べて棲息地の劣化に弱いとされ多くの場合伐採が行われている森林には住み着かなくなる。
また、ハンターに人気の獲物で銃や弓矢によって狙われる機会が多い。
個体数は過去30年で少なくとも30%は下落している。

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最終更新:2019年06月11日 00:34
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