分布
アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコ・ベイエリア
形態
体長7cm~8cm、尾長4.5cm~11.5cm、体重6g~20g。
体毛は背部が暗褐色、腹部が黄褐色。
生態
サンフランシスコ・ベイエリアの塩性湿地に棲息している。
夏には地面に草を使った巣を作り、冬には他のげっ歯類が捨てた巣穴か自分で掘った巣穴に移動する。
基本的に夜行性で、繁殖期以外は単独行動をする。
サワカヤマウスは塩に耐性のある動物で食物は、塩生植物、種子、昆虫などを食べ、塩水を飲む事もできる。
繁殖は1年に一度行い、繁殖期は3月~11月頃までと長い、妊娠期間は21日~24日で最大で4頭の子供を産む。
子供は約11日で目が開き、約24日で離乳をする。
寿命は野生では平均で1年と短い。
状況
開発や水質汚染によって棲息地である塩性湿地が消失している事で個体数は減少している。
1972年にドン・エドワーズ・サンフランシスコ湾国立野生生物保護区が設立されサンフランシスコ・ベイエリアの湿原を守る取り組みが行われているが、既に湿地の80%以上が失われている。
最終更新:2019年08月14日 23:37