ビジネスプランコンテスト必勝法

☆★ビジコン必勝法★☆

ビジネスブランコンテスト(通称『ビジコン』)が盛り上がってきました。
京都大学で開催される「次世代ビジネスリーダー育成インターン」はエントリー数
1000名を超える勢いだそうです。同時に予選のレベル、プレゼンのレベルも一層高
いものが要求されそうです。そんなビジコンの必勝法を前回のドリコムビジネスプ
ランコンテスト参加者やその他のビジコン参加者、優勝者の体験談をもとに考えて
みたいと思います。

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【求められるのは新規性】

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「ビジネスプランを考えた経験がなく、インターンのつもりで参加しました。予選
の課題では斬新なアイデアとそれをまとめる力が見られていると思います。」

「ビジコンに出場する団体に所属しているので、そのメンバーでチームを組み、参
加しました。予選の課題は個人だったので個々の論理性や発想力、他人とかぶらな
い個性を出すことがカギだと思います。」 (参加者)


予選を勝ち抜かないことには肝心の本選に進めません。予選はなんらかの課題が与
えられ、個人やチームのアウトプットのレベルの高さが競われます。
ここでの評価のポイントは

1)新規性・・・・・だれでも考え付くようなアイデアは他の人も出してきます。
2)発想力・・・・・どのような考えから生まれたのか、思考のプロセスを明確に。
3)ユニークさ・・・学生ならではの視点を取り入れたり、抜きん出るための工夫を
          しましょう。


採点者は延々と似たような課題を採点し、時折「おっ!」と光るものを見つけます。
予選では膨大な人数の中から一握りの人たちが選ばれますが、彼らに共通するのが
上記の3点です。些細なことでもいいから自分のキラッとする個性をうまく表現で
きればベストです。日ごろから自分のアイデアをまとめたりする練習をすると良い
かもしれません。(私はおもしろいことを考えたらメモしていました。)

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【論理性とは】

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「本選(合宿)ではチームごとにアウトプットを出す力と、事業として成立するの
かが試されます。個人参加だったので同じく個人参加の人とチームを組みましたが
、徹夜して徹底的に考えました。」

「所属する団体で練っているアイデアをもって本選に挑みました。決勝には残れま
せんでしたが他のビジコンでは同アイデアで優勝しました。」(参加者)


予選を勝ち抜くと、今度はチームで競われる本選です。考え方の違う他人同士が1
つのアウトプットを出すのは難しいものです。ここでも課題が与えられ、数回プレ
ゼンを行います。チームのパフォーマンスやプレゼンテーションのスキルも試され
ることでしょう。ここでは、『新規性』『発想力』『ユニークさ』に



4)論理性・・・ロジカルシンキング能力。納得させる力。



が加わります。
予選は夢のようなプランで通過できても本選では更にギアが上がります。

『人はほとんど話を聞かない』

普段、人の話を聞いていて、「これだ!」と納得すること・・・実はほとんどない
そうです。テレビショッピングのナレーターの語り口は見事ですが、本当に欲しい
と思わなければ(商品に納得しなければ)買うことはありませんよね。
まして、本選では興味のない人を前に数分で自分のアイデアをプレゼンしなければ
なりません。相手の理解や関心の得られるように順序だて、ロジカルなプレゼンの
練習をするのが良いかと思います。本なんか沢山出ていますし、会社説明会や講演
会でプレゼンを聞く練習をしてみても対策になると思います。

※『話を聞かない』と書きましたがあくまでコンテストです。審査員や社長さんは
 真剣に話を聞いてくださいますのでご安心を。

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【起業、を念頭に】

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「決勝に残れるとは思っていませんでした。アイデアを具現化するために企業の社
長さんをはじめ、色々な人に話を聞きました。」

「優勝賞金とビジコンのアイデアで起業しました。」

「ゆくゆくは起業を考えています。そのステップとして経営者のフィードバックが
受けられたのが良かったと思います。」      (参加者)


5)実現可能性・・・『起業』を念頭に。

最後にして最大のポイントです。決勝に残るわずかなチームはどこも精鋭で、本気
で起業を考えられるレベルの高いものです。事業として成立させるには周りを巻き
込まなくてはいけません。会社を経営するための資金、体制、収支計画など、『夢』
やアイデアのレベルを超えた現実のシビアな世界と向き合わなければならないので
す。予選では荒削りだったプランを見直し、チームごとにブラッシュアップを繰り
返します。実際の現場を見たり、経営者にアポを取ってアドバイスをもらうなど、
決勝進出チームは頭だけでなくあらゆる手段でビジネスプランに磨きをかけます。
 起業の道を切り開くための努力の集大成となる決勝の場は、参加者一同が緊張
しワクワクする感動の瞬間の連続です。


『ビジコンの性質を見抜く』

以上、ドリコム主催のビジコンを例に上げました。私自身が参加して、ドリコムはイ
ンターネットの会社で全体的にITに絡めたビジネスプランが多いのが特徴だと思いま
した。IT以外のプランが不利ということはないと思いますが、ビジコンにも『カラー』
があり、それらをうまく利用するチームが強いと感じました。

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【最後に】

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ビジコンは「ビジネスプランなんて考えたことのない人」「1人で不安な人」でもち
ょっと勇気を出して参加すれば、ものすごく成長できる場です。新規事業を考えると
いう『生みの苦しみ』を味わうのも良い経験です。

参加者から細かなコツについてレビューを頂きました。

  • 話すのが苦手なのでよく喋る人を誘い、参加しました。
  • ビジネス書を読む習慣があると思わぬ場面で役立ちます。
  • 日ごろから、「考え抜く」力を。
  • 経営者の話は大変参考になります。
  • とことん調べること。新規のビジネスは実はほとんどありません。
  • チームではある意味「仲間をうまく使う」ことが重要。
  • 物事に取り組むとき、優先順位をつける。(慣れると無意識にできます。)
  • 聴き上手、になる。



☆今後、ビジコンに参加を考えている方の参考になれば幸いです。

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最終更新:2007年08月03日 17:59
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