かわいた紙に向かい ひとりきり描いてる
忘却の過去に辿りつけるように
幼くて忘れていた記憶を探してる
スタンド意味無いから 苛立ち重ねたけど
空白で素敵だった 時間を探してる
僕だけの子守唄が手がかりで
いつも「町を守りたい」と嘆いていた
平和が訪れた町の中に
君の姿はない
だから杜王の空の下 祈る声は聞こえてる?
でたらめの強がり並べてる
僕の声が聞こえてる?
冷たい雨が降れば インクに蓋をして
少しだけ漫画を描く手を止めよう
月日は過ぎてゆくけれど 忘れてない
犬と少女の遺した誇り 今日も抱いてる
だから杜王の空の下 祈る声は聞こえてる?
でたらめの強がり並べてる
僕の声が聞こえてる?
変わらない杜王の空で きっと声は聞こえてる
賑やかで哀しいこの空で
僕の声は聞こえているかな……
(あなたたち……『道』に迷ったの?
案内してあげようか?)
彼女は僕に「露伴ちゃん」と話しかけた
なれなれしいなと心で思った
いつも「取材のためだよ」と隠したけど
別れのときにあふれだす 想い
「行ってほしくない」
だから杜王の空の下 祈る声は聞こえてる?
でたらめの強がり並べてる
僕の声が聞こえてる?
変わらない杜王の空で きっと声は聞こえてる
賑やかで哀しいこの空で
僕の声は聞こえているかな……
(ぼくの「スタンド」『ヘブンズ・ドアー』……
自分の『遠い記憶』と……
『運命』は読めない……か)
だから杜王の空の下 祈る声は聞こえてる?
でたらめの強がり並べてる
僕の声が聞こえてる?
変わらない杜王の空で きっと声は聞こえてる
賑やかで哀しいこの空で
僕の声は聞こえているかな……
聞こえてる?
僕の声が聞こえているかな……
かわいた紙に向かい ひとりきり描いてる
忘却の過去に辿りつけるように
最終更新:2009年01月02日 13:01