ボスの絶頂[→side:D→]

私は…生涯彼しか信じることはないだろう…
そして…ドッピオという存在は… 私にとって特別な意味を孕むだろう…
何故なら…生まれてきた私たちは… 絶頂であり続けるはずなのだから…

そして 幾度めかの真実の崩壊が始まる…

(Diavolo who ah…)

白い身体に 緋い雫で 塗りつぶされる死 永久(とわ)のレクイエム
古びた受話器 握りしめたまま 這いずり逃げ惑い 男は怯えた

目を閉じれば 浮かんでくる 愛しい笑顔 すぐ其処に
無限の死から 助けてくれと 救いの手を求む

ーしかし彼の真実は朽ち果てるー
(Come Down to the Cesare)

少年が誓いを 口にする度 「信じている」と 生き甲斐をくれる
どんな電話でも 声は聞こえる ボスを知った日の 幸せ忘れない

眠るように 滅ぶ魂 愛しいボスは もういない
「貴方をずっと 信じています また電話ください…」

ーしかし彼の願望は砕け散るー
(Come Down to the Cesare)

ねぇボス その絶頂には どんな人が立つの?
ねぇボス その絶頂では どんな部下が集うの?
ねぇボス その絶頂では 裏切り者はいないの?
ねぇボス その絶頂では ずっと一緒にいられるの?
ねぇボス…

もう一人の自分 王の力 消し去った過去 続くはずの栄光
はめられた首輪 黄金の風 千切られた鎖 護衛される少女

幾度となく繰り返される裏切り 尽きることのない「正体」への興味
嗚呼…少年にはもう聞こえないのだ… 永遠に途絶えないその悲鳴が…

「ねぇボス」
「なんだいドッピオ?」
「明日は何の日か知ってます?」
「新入りの小僧が組織に入団してくる日」
「…僕、彼の行動には気をつけた方がいいと思います…」

(Cross Talk)…男の予測は 残酷な現実となり
(Cross Talk)…少年の現実は 永遠の孤独となる
(Cross Talk)…男の絶頂は 永遠の奈落となり
(Cross Talk)…少年の言葉は 束の間の真実となる

ボス その絶頂では 僕が一番なの?
ねぇボス その絶頂では 誰がボスを守るの?
ボス その絶頂では 電話はもう途絶えないの?
ねぇボス その絶頂では ずっと一緒にいられるの?

ねぇボス その絶頂でも また電話をくれるの?
ねぇボス その絶頂でも 僕を信じてくれるの?
ねぇボス その絶頂では 心はもう離れないの?
ねぇボス その絶頂では ずっと一緒にいられるの?

ねぇボス…

(Diavolo who ah…)



原曲【Sound Horizon/エルの楽園[→side:E→]】
元動画URL【http://www.nicovideo.jp/watch/sm2388733



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最終更新:2009年11月02日 21:54
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