あくびをあげたままタワシをはねかえす
ガラスが降り注いで 僕の記憶消えた
空回りしながら 体は なれたけど
恨みは消えないぞ 食事の後にしよう
つかまって気がついた時は
この屋根裏の薄ぐもり
かえれない幻を見てた
猫に戻りたい 光ははかない
さびしい夜が続くけど 誰もいないよ
子供が来たぞ やっと光がさす
閉じないように はりつけてあげるよ
目を閉じて浮かべた猫だった頃の夢
ぽかぽかの日の下 全身をブラッシング
砂埃にまみれて歩く
そんな記憶も薄れてく
動けないこの闇の中で
猫に戻りたい 彼の胸の中
一瞬だけの光から 空気つくるよ
猫に戻りたい 彼のためじゃない
自分を守るため出した空気弾
(猫草は億泰君のうちで預かることになったそうだ)
(親父ィー、どこにいんだよぉー)
(なんだ、こんなとこで二人とも寝てたのかよ)
(・・・・・・・・・)
(じゃあ 俺はイ丈助んとこでも行ってくるかんな)
猫に戻れる 君の腕の中
寂しい夜が終わってもここにいたいよ
猫に戻れる 言葉はなくても
消えない絆感じつつ眠るよ
最終更新:2007年09月09日 00:54