神代より続く因縁を
ぼかして 行き過ぎて 舞い戻る
星星は仕草を追いかけ
薄明かりの下で 瞬く
つまさきであやす夜の帝王は嗤い
星の間を飛びまわる
咆哮を上げ
飛沫 あがる
わたし 駆ける
受け継いだ星は
廻る 廻る 小さな蕾
啼いて 啼いて 星を見上げる
溢れる涙は飲み込んで
知らず知らず オラ!と叫んだ
絆は この拳に 宿る
見上げて果てなく続く蒼穹の向こう
「さよなら」を告げて消える
友の姿
虹が 架る
風が 荒ぶ
穏やかな空が
かわる がわる 顔を変えた
泣いて 抱き ぽつりと呟く
そよ風の中で また会いたい
それぞれの覚悟抱く友と
背中を合わせて
ああ 走る!
弧を描き
新月来る
光満ちる先に
流る 廻る 加速の時
薙いだ 薙いだ 星の砕片が
月の向こうへと押し上げる
気づかぬうちに 完成した天国も
また因縁
咲いて 咲いて 希望をたくす
穏やかな影に死の覚悟
糸を絶って 来い!と叫んだ
蕾は 一人まわる
咲いて 咲いた 風に揺られて
黄金の精神は 花開く
時は廻り巡り会わせて
凛として 気高き その 心
最終更新:2011年01月17日 20:48