遠い、遠い、笑えない話。
もしも、すべておわったなら
どこか、遠い 海辺の街で
きみは楽しく暮らすんだ。
繋いだ意志は柔らかな最期
握った指が ゆるり、ほどけたら。
枯れた音色のレクイエム
これでようやく終わるんだ。
そうして一人 歩んで一人
嘘つきなんて もう いえなくて
うつむき一人 影は一つ
”みんな独りで行くんだぜ？”
わたし淡い恋をしてた
高い高い崖に咲く花。
「届かないなぁ。」
わかってたくせに。
みんな一人で行くんだね。
遠い、遠い、あなたとの話。
いつか、すべておわったなら
海の、近い 静かな街で
”きみは楽しく暮らすんだ。”
それから一人 歩いて独り
海辺の街は もう 夕暮れ
うつむき独り 黄金の時間『とき』
”わたし あなたといたかった”
”彼は深い森に落ちた。
黒く煤けて 汚れた果実？”
それで終わり それだけの話
”わたし楽しく暮らすのよ。”
最終更新：2011年04月17日 23:34
