杜王の手首切り

快楽の闇がどんよりと
小さな町の中に
立ち込める
返り血も浴びず　彼は欲を貪る

平穏を求める　独り身のすみかに
死んだはずの父と　切った爪のコレクション

顔を変え　名前さえ変えて
別人になりすます
けれどまた欲が湧き上がる　誘う
手首の魅力

喜びも絶望も　必要の無いものだ
植物の心で　暮らせれば それでいい、と
第三の爆弾が　知らぬ間に 仕掛けられ
おや、あの顔どこかで？
取り囲む大人たち

瞳の中に　映るスタンド
一度見たなら忘れぬその姿
くちびる閉じて　にやりともせず
ダイヤを砕き　プラチナ汚す

一時間 時は過ぎ　気が付けば同じ朝
雨 雷 爆破　運命は変えられない
彼の妻子たちは　見たこともない顔で
けれど今は彼の　「平穏」の一部である

ぱりらりらりらり　ぱりらりら
踊る殺人女王！
ぱりらりらりらり　ぱりらりら
回る血筋の輪廻！

ぱりらりらりらり　ぱりらりら
踊る殺人女王！
ぱりらりらりらり　ぱりらりら
回る血筋の輪廻！

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原曲　谷山浩子【楽園のリンゴ売り】
元動画URL【http://www.nicovideo.jp/watch/sm4405190】