モリオウの敵

ずっと此処で
待っていたのよ
あの世とこの世の 境目で
さあ では 案内しましょうか
迷ってたのでしょう

さては 「あなたワガママでしょう?」って言えば
「何か恐れてる」なんて言うの
恋に恐れている 方がマシね
枯れてしまいそう

噂に聞いた話なの
殺された女の子
今でも誰かが
犠牲に なっている

あたしが生まれ育ったこの町の
誇りと平和が傷ついていくの
今だって 昔だって
変われないならば
独り 見送るだけ

興味ないと 信じないと
態度とるけれど
そうよね 諦める
には早すぎるわ
感じたいわ 輝く 
この町迎えるため
君に 頼っていい?


「犯人追って取材もいいな」
決してキミの為なんかじゃない
ずっと何もしないなんて事に
慣れてないんだろう

やけに慣れ慣れしい態度だけど
なぜか懐かしく 感じたんだ
関係していたなんて知らず
消えていったんだ

失くしたのは あの夜で
助ける 勇気もなくて
また僕はここで
独り 朽ちて逝く

飼い馴らした 僕の気持ち
ホントなんて無いけど
遠い記憶
運命は読めない事だと
此処にいる その犠牲
まるで僕の罪
責める枷の様

灰になって 飛び立って
ここまで来たのに
見上げる その顔 
繰り返す運命
追い込まれたのだって
後悔は無いのだと
せめて強がるよ


今までずっと忘れてた
僕を助けてくれたキミを


キミを


縛ってた 15年続けた思い
これでキミが此処に居る意味なんてない
最初だって 最後だって
気付けたのだから
あたし 笑えてた?

興味ないよ 信じないよ
どうせ 消えるから
もう遅いか 何もないよ
寂しいなんて思い
感じないわ (露)感じたいよ
だけど最後だから
せめて 見送らせて





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最終更新:2012年04月08日 00:34
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