怒りがあふれる異国の大地 駆け巡る記憶たち
血飛沫踊る暗い空 流れ行く過ぎし日々よ
抱え込んだ両の手に 黙り込む祖父の息
暗闇にささやき 返るは遠いこだま
街灯の明かりが 朧気に映し出す
幼き日 見上げた星のアザ
数多の戦い越え 共に往きし彼の地へと
はるか続く黄金色の砂漠
風が届けるはあの日 かすか響く子守唄
夕焼けに浮かぶ 母の記憶
時の鼓動 現在(いま)を止めて
震える手のひらで 刹那に振りかざした
目を醒ました星の力が
深き海に彷徨い 砂の手招きに応え
旅の果てに巡る星の運命(さだめ)
命懸け立ち向かう 変わらぬ意思を貫き
月の影に浮かぶ 友の記憶
数多の戦い終え 友の遺志を還そうか
はるか続く黄金色の空へ
風が届けるはあの日 かすか響く子守唄
朝焼けに浮かぶ 母の記憶
最終更新:2012年10月10日 06:22