町は眠り 沈む
《酒(アルコール)》のこの冷たさ
眠れない午前四時
全てが急速に変わるッ!
手紙と《君がもってた薬(しろいつつみ)》
焼け付くような頭の中
全てが、そう、嘘なら
本当によかったのにね
「君と笑い合えると夢を見た」
光も消え失せたあの夜に
君の赤い瞳、光るのを
僕は 銃を向こうに見ていた
この炎の中に
飛び込むしかない と 思ったんだ
襲いくる熱に 包まれて落ちる
痛みも勇気に変えて
飛び込んでみたら そしたら
すべてを 終わらせられるような 気がして
廊下の 向こう側
階段を 上ってくる音
疑い出した声が
零れてはぶつかり落ちる
抗えない進行
泣き腫らしたような 手のひら
融けるように 少しずつ
少しずつ 死んでゆく世界
「お前の全てを奪う」と決めた
銃声に揺れる カーテン
渇いて やまない この喉が
求めるものは……
《危険区域(核融合炉)》にさ
飛び込んでみたい と思う
真っ白な 野心 牙を剥き 爆ぜる
暗い夜の底に
飛び込んでみたら
嘘みたいだ
生まれ変わるような そんな気分だ
時計の秒針や 燭台の揺らめきや
そこにいるけど 見えない誰かの笑い声
すべて《世界(とき)》の狭間に。
アレグロ・アジテート
煩わしい《視線(けはい)》は消えない
アレグロ・アジテート
煩わしい《視線(けはい)》は止まない
「誰も皆、消すことに決めた」
夜の淵 転がる「その血」と身体が
沁みるようになじんで
《最高に「ハイ」ってやつだ(上手に 息ができなくなる)》
(shout!!!!!!!!!!!!)
この《
ザ・ワールド(世界)》の前に
飛び込んできたら そしたら
止まる9秒 それで お前は終わりだ
「星」のない闇夜は
今よりずっと 素晴らしくて
全ての歯車が 噛み合った
きっと そんな世界だ
最終更新:2013年03月20日 14:18