可能性と野望を求めて
人間をやめたこの身体
超越した力を手に入れたらしい
【これは彼の昔のお話】
少年は涙も枯らして 軽蔑を吐き捨てた
夜更けの街での 人体実験は
拷問道具? 予想以上に グダグダ過ぎて
「その手段は、もう諦めた方が良いでしょう」
次の瞬間 街の隙間で 信じ難い 現実を見た
「期待ハズレ」の「結果」を越えて
突き立てたナイフ、血は飛び散った
泣き叫ぶ姿を《覚醒した(めざめた)》俺は見ていた
秒針は進みだすのを止めて
常識もろとも眩みだそうとする
「この夢」は終わらせないッ!
意味、現象、事態を合わせて ただただ考えてく頭
「この《世界(ちから)》はどうやら少しヤバイらしい」
【彼と《星(かれ)》の奇妙なお話】
《Joestar(ほし)》は根絶やしにしなければ
満足など出来やしない
枯れる太陽の音 沈む炎天下の時間
カイロの夜 静かに張り巡らされた
翡翠の罠 鳴り響き始めても
そんな程度じゃ
この《世界を支配する能力(ちから)》には
笑止、到底、及ばなくて
期待ハズレの視界の先で
世界は5秒立ち止まって
歯向かう刃を 貫いて弾き飛ばした
《逆転(しょうり)》へ至る
《逃走経路(けいろ)》を抜けて
因縁を散らす 未来の風景へと
星の血で
嗤う日差しは どこかに消えて
太陽は 何度でも地に落ちて
星のない《闇夜(せかい)》を手に入れる
そんな未来なら?
9秒を過ぎた 世界の隙間
予想外れの声が降ってきた
その時に
その《白金の星の世界(とき)》に
「例え星が巡り抗っても、《君の目的(この夢)》は」
最終更新:2013年03月20日 14:27