いっその事 どこか遠くへ
一人で 行ってしまおうかな
住む土地も ピアノの仕事も
何もかも 全て 投げ出して
ヴェネツィアの サン・ジョルジョ ボートの上
腕から血流す 女の子が倒れてる
決意固め乗り込む仲間達
彼 彼女の力になると言う
急に世界が遠く歪んでく
ぼくは裏切り者の恥知らず?
誰か 名前を呼んで ぼくの
突然悲しくなるのは何故
世界を飛び出して バーの片隅
鍵盤はじく音で遊ぶのさ
涙が出る前に
もうどれだけの時が 過ぎたのだろう
あの時の言葉 まだ耳に残ってる
「正しいと思うことをやった」って
「信じられる道 歩きたい」って
バカな奴らだと別れたけれど
どうしても頭から離れない
誰か 声を聞かせて すぐに
一人きりで列車に揺られて
線路を飛び出して 月の裏側
天まで昇れ そこにぼくがいた
あの日へ逆戻り
「拝啓 ボクハ アナタノヨウニ イツカドコカデ 死ンデシマウノデショウカ」
正しいと思うことをやったって
信じられる道 歩いてたって
でも アナタのようにはなれないよ
ぼくはあの日から動けないまま
誰か 名前を呼んで ぼくの
一歩踏み出す勇気与えて
世界を飛び出して 道の先まで
お願い 何もかもを振り切って
走り抜けて 行け
最終更新:2013年06月12日 00:05