とある吸血鬼についての「夜咄ディセイブ」

(おれは「恐怖」を克服することが)
(「生きる」ことだと思う)
(世界の頂点に立つ者は!)
(ほんのちっぽけな「恐怖」をも持たぬ者ッ!)

ビバップな浮遊感 夜が次第に乱反射して
ツービートで光って “たまにはこんなのも良いかな”
“ねぇ、ちょっと話そうか 多分知ってると思うんだけど”
“もうなんか嘘みたいな 『昔話』なんて一つどう?”


“じゃあ、ちょっと喋ろうか。”
「彼」の非凡でいて妙な《経歴(トコ)》
優秀を装った「少年(彼)」がずっと企んでた事
七年は経ちそうな ある日『怪物』の声がして
脳髄を飲み込んだ 『人間をやめてしまえ』ってさ

それ以来、彼は吸血鬼で、征服出来ないモノも無くなって
『怪物』に成り果てちゃってさ
「…怖がらないで! さあ、友だちになろう」

「オーマイダーティ!なんて台本!」彼は誤摩化す
なんて言ったってその本心は不義理じゃない?
偽って、そっぽ向いて、嘘を重ねて
彼は今日もまた 徒然、嘲笑う


ビバップ、消えそうな
『彼』が嫌いそうな《幼い恋人(少女)》にも
ツービート、泣きそうな
『嘘』が嫌いそうな《見習い紳士(少年)》にも

そう、もう同じ様に
ちゃちな「敵意」がインプットして、親愛を飲み込んだ
「それ以来気づいたんだ、《ディオ(彼)》は」

単純に理想叶ったとして
「一人だけじゃ、この世は支配出来ない」
それも嘘?いやいや、本心なの?
崩れそうな脳を『芽』が蝕んでいく

「オーマイフューチャー!受け渡せ!」その身体を
未来をこの命に永遠を
「ひとつ」だなんて言った 彼は《甘ちゃんのまま(変わらない)》
ニヤけそうな程、常々呆れてる


「オーマイボディ!もう百年!」まだ、なじまない?
呆れちゃう様な 星なんて もう 砕こう?
『やれやれだぜ』なんて言って、《劣勢(状況)》は変わらない
あぁ、無駄な足掻き 《DIOの世界(彼の世界)》に、囚われ溺れていく?


(あぁ、ちょっと喋りすぎちゃったね)
(まぁ、ただの「昔話」だから)
(それじゃあ今日はこの辺で)
(次に合図が鳴ったときは、もっと奇妙な話をするね?)



原曲【じん(自然の敵P) / 夜咄ディセイブ】
元動画URL【http://www.nicovideo.jp/watch/sm20898558



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最終更新:2013年05月23日 23:23
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