明け方過ぎの古い街並み 霧雨の中 貴方は消えた
「必ず絶頂 取り戻すよ」と見送る後姿に勝利信じた
受話器越しでの話は絶えず心許して笑い合えてた
貴方の声がただ愛しくて電話が鳴ると夢中で探す
「いつも守りたい」と 「それが幸せだ」と
直に貴方の目も見れずに心の声に誓う
運命の中 出会った人に青春の日々 全てを捧げ
いつか貴方の大きな夢を 過去を乗り越え 叶えたら共に笑おう
叶うはずの夢と吹き始めた旋風(かぜ)の
狭間で響くのは信じる貴方の優しい声
「側にいたい」と強く願えど
置いてかれてく不安はよぎる
電話もならず孤独に震え
最期の願い 涙集め声枯らす
今も信じているよ 電話待っているよ
最後の一言を交わした あの日と同じ場所で
眠りを覚ます黄金の旋風(かぜ) 輝く未来かき消されてく
それでも僕は貴方の為に 命を懸けて守ると決めた
終わらぬ闇に声が届いて いつか会えたら もしも会えたら
両手広げて 受話器を置いて 名前を呼んで 抱きしめて共に笑おう
今度は目を見て話そう
最終更新:2013年08月18日 11:38