命令通りに DISCを守った
理由さえ知らないままで
ただ機械のように続く毎日に
突然あなたが現れた
<このDISCを守り抜く> それが使命と
「能力」と「記憶」の恩
報いるため 命もかけられる
存在が消えるほどに
崩れきる その前に
知恵比べに勝ったあなたは
わたしに水をかけて
真っ直ぐに告げた言葉
〝力を貸してほしい〟
あなたの気持ち なんだかよく
理解できないけど
無機質な知性に
何かが芽生える
目的成すため 目的知るため
突き進む強い眼差し
肉体繋げて 囚人に混じる
あたしはあんたを守りたい
溢れだす思い出が ちから与えて
奮い立つ「生命」は
阻むものを撃ち抜く弾丸となる
変てこなラクガキとか
ベッドの毛布のにおい
扉の音 世間話
足の指見て笑ったり
あなたとの出会いからの
ことは全部覚えてる
勇気をくれる
かけがえない記憶刻んでいく
仲間と過ごす日々
過去を塗り替える
消えていく さよなら徐倫
もうここにはいられない
これがあたし 「魂」、「知性」
見て あたしは生きていた
さよならも言えないまま
終わるのが怖かった
これでいいのよ
別れの時 空へ浮かびあがる
思い出を抱いて
葉の風に溶ける
最終更新:2014年05月04日 17:01