消えない星

誰よりも高くその場所へ
決して振れることのない意志
見つめる先にいる罪人（つみびと）への
緩める手は持たない

熱く煮えたぎる血統と
己の信じる道がある
どんな苦痛が待っていようとも
それが行くべき道なら　目は逸らさない

背後に感じる　湧き立つ闘志が
迫り来る危険を　暗示するよう

まさか　夢かと目をこすったりはしない
なにかが　居るのだと受け入れるだけ

青さが語る　泰然さと自信よりも
奥底深くに　意地と強さ隠し持っている

この宿命（さだめ）のままに　生きよう
いいなりじゃなく果たすために
誰にもけがされない聖域を
守り抜いてみせる　未来のために

高くそびえるプライド削った
勇気踏みにじる耐えしのぶ力で

砂がこぼれてる　割れた砂時計のように
二度とは戻れぬ後悔だけはしてはならない

見渡す限りの砂漠でも
どこかに終わりがあるのなら
足を止めることは諦めだと
奮い立たせ歩んだ

殺（あや）めることすべて罪なら
正義などすぐに滅ぶだろう
愛情など語ることなくとも
ずっと見ていた時間で　伝わるだろう

身体震えるほどの激情は
因縁　と違う確固たる信念を湧き起こす

熱く煮えたぎる血統と
己の信じる道がある
どんな苦痛が待っていようとも
それが行くべき道なら

仲間が見せる勇姿こそが
自分の背中を押す力
微笑みあうことは今なくとも
手を握り合い抱き合う

終わりが近づくほど強く
結ばれる絆に気づいた
世界を震わせた笑い声が
響くことなく消えた

いつまでも輝く白金（しろがね）
決して消えることのない星
儚さよりも大きな望みが
変わらない日常を　呼び戻してく