誰かが褒めた
エメラルドほど わびしいものはない
憂いを捨てて 送る人生
生を受けての さだめと知って
何も言わずに 従う君と
季節を見ることなく 過ぎていきました
太陽が照らす エメラルドほど まぶしいものはない
後ろに立った 君の仕草に
故郷忘れた 僕を重ねて
淋しささえも おきざりにして
瞳を交わすことに 慣れていきました
けがれを知らない天使のように 時が二人を走れと誘う
抜け出すことができるなら 僕は何を惜しむだろう
月に輝く エメラルドほど 儚いものはない
君の名を呼ぶ 最後の声は
水の音(ね)の中で 望みにかすみ
エメラルドの光 温もりと共に
季節を見ることなく 消えてゆきました
恐れを知らない悪魔のように 闇が二人をかき消してゆく
再び光を見れるなら 僕は何を惜しむだろう
最終更新:2007年11月27日 01:16