掌がかく地を
踏みしめる日まで
何かを失い 何かを手にする
当たり前と思っていた
初めて考え 初めて感じる
信用崩れ散りゆくこと
溜め込んできた後悔 吐き出せたなら
これ以上 周りにも牙を剥くことだってなくなるのに
僕は今力だけで 進もうとしていたよ
過去に残る 栄光だけ自信に結びつけてた
意地になり高く振るう 手を下ろし考える
開かなければ何も手には 掴めやしないのに
太陽にかざして 開いては閉じる…
焦ることせずに 上を見続ける
それだけは捨てないで来た
見下ろす瞳に 混じる同情に
悔しさも感じぬままに
取り囲むこの宿命 取り払うため
偶然も 必然も ただチャンス逃さずに飛び出すだけ
手に入れた希望さえも 夢に消え失くしても
それ以上の希望の芽が すぐ横に顔出してる
油断とか妥協に似た 甘えはしたくなくて
答えの欠片 集めていく あるなら何処へでも
大地に横たわる
黄金の世界
激しさと昂ぶる胸 滲む汗そのままに
懐かしさと心地よさに 運ばれて近づいてく
息切らし上る坂で 雨が肩濡らしても
輝く背撫で 話しかけて 道を見つけに行く
掌がかく地を
踏みしめる日まで
原曲【長門有希(茅原実里)/雪、無音、窓辺にて。】
最終更新:2008年10月25日 22:34