ブローノ・ブチャラティの消失

「あとは………
ジョルノ…
まかせたぞ………………」

彼と出会い　そして気づく
所詮　生きた屍だと
知って変わる　夢を見よう
彼の夢を　

「GANGSTER」

たとえいつか　夢半ばで
この身朽ちるならば・・・

それもいいと決意　
胸に宿る、意思はきっと未来（アス）に遺る

　---ゆっくりと死んでいくだけだった俺の心---

胸を射抜く　邪悪なる拳を受けて
実感する「終わりのとき」

「こんなところで倒れてしまうなんて・・」

だけど、最後彼に与えられた

あと少しの時間（トキ）は　俺が目覚め何かを成す
為の猶予なのだろう・・・

「気にするな　ジョルノ……………
幸福というのはこういうことだ………
そうなるべきだったところに…
戻るだけなんだ

元に戻るだけなんだ…
ただ　元に…」

　---これでいい---

「あとは………
ジョルノ…
まかせたぞ………………」

彼と旅し　そして気づく
所詮　眠れる奴隷だと
知って変わる　夢を見よう
彼の夢を　

「GANGSTER」　

たとえここで　夢半ばで
この身朽ちるならば・・・

それもいいと決意　
胸に宿る、意思をきっと未来（アス）に遺す

　---ゆっくりと死んでいくだけだった俺の心---

別れを告げ　導かれるままに昇る
そこにはもう悔いなどない

「こんなところで倒れてしまうけれど」

だけど、最後彼に与えられた

あと少しの時間（トキ）は　俺が目覚め何かを成す
為の猶予だったのだから・・・

俺は　果たす　
最期、仲間達が
生きて笑う為に

見れぬ　夢の続き思う
けれど　それは黄金だろう

ここで　お別れだな
俺の想い　すべて　彼が　継いで
終わりがない終わりにより
物語は　幕を閉じる

･･･

「いつか　皆が忘れるけど
確かにある　その黄金
僕らのなか　決して消えぬ
恒久（トワ）の誇り　

VENTO AUREO　　

決して　それは無意味じゃない
滅ぶことのない真実
伝えきったあなたのこと　
僕は　決して忘れないよ・・・。」