気体と化した細胞
愛らしい君に口付けを…
柔らかく白い皮膚に
頬ずりすれば落ち着く
君の可愛らしい指に
似合う指輪を探そう
君の為のマニキュアも
一緒に選んであげよう
気の利いた会話のなか
満たされていく
あどけない仕種に
耳を澄ませば
触れ合えばわかるはず
いまの君の美しさを
醜い部分は全て
消し去ってしまおう…
囁きを交わしながら
笑い合う
そろそろ手を切る時期?
なんてね、…冗談だよ
気体と化した細胞
愛しい君に口付けを…
柔らかく白い皮膚に
頬ずりすれば落ち着く
あの日出会ったモナリザと
ついつい比べてしまう
勿論、君が一番だけど
きっと何時かは幻…
己の性を受け入れた
植物のように静かで
平穏な人生を
わたしは送ってみせる
最終更新:2008年06月17日 00:40