古代のメキシコの奥地
一見 何の変哲もない
古いピラミッド
だが
頂上の祭壇からは
毎年 毎年
野獣の遠吠えにも似た
雄叫びが
聞こえるとか(おぉーん!)
聞こえないとか...
汝我の命となるか?
...汝我の命となるかッ!
アステカの族長
族長!族長!族長!族長!...
霧の立ち込む 森の奥深く
女を運ぶ 謎の部族
誰も 知らぬ
謎の 王国
狩れるがままの 食料の如く
震えて眠れ 明日はもう無いさ
今夜も一人 生贄になる
手足を縛り 動かぬように
(族長!族長!族長!族長!...)
身の毛も弥立つ
カーズ(悪魔)の芸術
薄着の女に 迫る惨劇
民が 見てる
殺人儀式
仮面に飛び散る 生き血の飛沫が
『おぉお~ん』と脳を押しているのさ
今夜も一人 支配者になる
堕ちてゆく 闇の世界へ
夜 残酷な時 カーズ(悪魔)は笑い
民達 悶え 生贄は 死に
族長は笑って 今日も叫ぶ
『我はついに手に入れたぞ!!
永遠の生命(いのち)を!』
(族長!族長!族長!族長!...)
『汝 我の生命(いのち)となるか!』
『は!喜んで!』
『生命(いのち)を吸いとるッ!
そして!この石仮面から真の支配者の力を手に入れたぞ!』
狩れるがままの 食料の如く
震えて眠れ 我が支配者だ
(族長!族長!族長!族長!...)
ラララララララ....
『血は生命(いのち)なり!』
最終更新:2008年06月30日 23:33