生まれ落ちた罪
いき過ぎた才
高等なる存在
恐怖を無くして
頂点に立ち
美しき光を見る
ぬるい湯に浸かり続け
腑抜けた愚か者は
秘めた能力を
眠らせ恐れる
陽のある世界へと
支配する世界へと
進出したいとは
思わないのだろうか?
空より低い
大地の下の
狭い地底で
何を願い 何に焦がれる?
創り出した面
引き出す力
もっと強い力を
老いることなく
死ぬこともない
世を統べる力を
赤石はどこに
幾千の年月が
経っても人は同じ
無謀にも我に挑み
寿命を縮める
我らが君臨した世界で
這いつくばって
許しを請いて
いればいいのに
弱き生物よ
支配してやろう
不死の命与えよう
人は闇に棲み
血を吸い生きろ
仮面に縋るがいい
糧と成り下がれ
目指す生命(いのち)は 生物の頂点
全ての生物の能力(ちから)兼ねて
全てを上回り 弱点は皆無
無敵 不老不死になる
太陽の下でも 経ち続けて嗤い
あらゆる恐怖を克服するのだ
「種」を残す必要もなく
世界を創造していく
死に行く同胞
共に居た時
柱で眠る記憶
付いてこれぬか
非情(おに)になれぬか
ひとり神へ近づく
弱き人間
罵るがいい
何も出来ぬのだから
戦士にはならぬ
ロマンもいらない
結果こそが全てよ
赤石はこの手に
最終更新:2008年07月04日 23:03